禿げる

鏡を見ながら、頭を気にする男性
夢の意味状態・態度

受け入れるか、隠し続けるか

鏡を見ながら、頭を気にする男性

理由のない恐怖感

を表すことがあります。

自分への見方が厳しくて、

なんの問題も見当たらない状況まで疑ってみている

可能性があります。

ある人は、こんな夢を見たそうです。

朝、洗面所に行ったら、頭皮が気になった。

合わせ鏡で後頭部を見たら、後頭部が見事に丸く禿げ上がっている、

それを家族に告げたところ、母にも兄弟にも『知っていたよ』といわれ」と。

夢主は、「クラスでも人気者であることを自負していた」そうですが、

「時々、『本当に自分は慕われているのだろうか?』

『本当は友達から、心から信頼されていないのではないか』と思うことがあった」

といいます。

 

この夢では、禿げたこと以上に

「自分だけが知らずにいた」ことにショックをうけた

夢主の心情も描かれています。

これまで見ようともしなかった側面ー

「他者から見える自分」を意識して、自信が揺らぎ始めている

のかもしれません。

 

あなたの意識が、目を向けてこなかった部分にスポットライトをあてている

可能性もあります。

照明を明るくすると細かいところまで見えてしまい、

嬉しくないあらが目に付きます。

 

髪の毛にまつわる夢は、

あなたの心構えや、

最近の考え方の出どころについて知らせている

ことがあります。

また、個性にも関わるので、

自分では良いとみなしていたこと、考えていたことの中に、

嬉しくない事実があると「気づいた」ということなのでしょう。

 

けれど、

すぐさま「家族に告げた」というあたりは、

身近に、何でも正直に話せる人、

思いのたけを打ち明けられる人がいる、ということです。

ものごとをあいまいにするよりは、心を開いたほうが

ある関係を、愛にあふれた隠しごとのない関係にし、深まっていきます。

 

だからといって、

会う人ごとに本心をさらけ出す義務を負っている、というわけではありません。

 

する必要のあることは、

それを受け入れて

新しい考え方を取り入れることです。

(あなたは

それを無視することもできるし、原因を究明して、改善の努力をすることもできます。)

重要なことは、考えを新たにしていくということ。

考えを最新のものにアップデートすることで、更に(!)カッコよく前に進んでいくことができます。

 

世の中には

ずっと同じ調子で続いていくものもあれば、

「同じままであってほしい」と願っているにもかかわらず

変わっていくものもあります。

心がかき乱されることもあるかもしれませんが、

真実を受け入れることで視座を高めることができ、

この先長きにわたってその方向に進んでいくことができます。

 

夢の中で発見したことはーそれがよくないことであっても

解明や理解につながるので、

新発見を許容する気持ちを持ちましょう。

明らかになる事実によって、苦痛よりもはるかに大きな喜びが得られ、

弁別力(物事を区別する力)をより一層高めることができます。

 

同じ「禿げる」夢でも、内容はまちまちです。

朝、鏡をみていたら、禿げている部分があることに気づいた。でも

なんとか隠せたので、とりあえずそれで出勤することにした」とは、ある女性の夢です。

このような夢を見る人は、自分の見せ方がうまい人です。

自信があり、すべてうまくいっているように周りから見られるよう、

巧みに自分の不安や懸念を隠すことができます。

でも時として、注意も必要です。

そうした才能が裏目に出て、

自分を良く見せるために、

内心では自分のためにならないと分かっている何かをやるよう、

自分に言い聞かせてしまうかもしれません。

 

私達は、苦境に立たされると、

「どうしてこんなことになったんだろう」と

自信を失い、自己疑心につながってしまうことがあります。

でも、実際に起きていることに対処していく上では何の役にも立ちません。

それよりは、他のすべきことや楽しいことに目をむけ
経験を深めていくほうが良いこともあります。

 

自分ではなく、誰かが禿げる夢を見たとしたら、

その人の弱さを認めてあげたうえで、あなたの弱さもさらけ出す自信を持ってください。

それができれば、その人との関係はもっと豊かになり、

あなた自身も、いずれ気づいたときには、

注意を払うまでもないくらい取るに足りない問題になっているかもしれません。

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