大阪に行った夢を見た、とか
アメリカに行った
夢を見て、
でも、どうしてそこだったのだろう、
私はカナダが好きなのに、沖縄に行きたいのに、と考えたりすることがあります。
その国や県には、独特の文化があり、あなたからすれば、
その文化的背景による経験や行動の仕方が顕著なのでしょう。
私達は、何も偏見なく生きていると思っていても、案外偏見を抱いているもので、
例えば
悪事を働いた生徒の出身校が、過去にも「不良生徒が多い」と噂された学校であれば、
「ああ、あの学校出身ならやりかねないね」と思ってしまうことがあります。
勿論、
あなたが、その国や国民性にどのような概念をもっているか
によるのですが、
その国民性は、あなたの
受け止め方に影響を与え、行動を左右する場所なのかもしれません。
あなたも、以下のようなジョークを聞いたことがあると思います。
ある船が沈みそうになったとき、
船長は
乗客たちに海に飛び込むよう、指示しなくてはなりませんでした。
まず、
アメリカ人には「飛び込めば、あなたは英雄です。」といい、
イギリス人には「こういうとき、紳士なら飛び込みます。」と告げ、
ドイツ人には「それが、この船の規則です。」、
日本人には「みんなそうしましたよ。」
と言って、見事に説得に応じさせた、というお話です。
それぞれの国や県には、ある関係の型があって、
そこに属する社会の関係性のモチーフやパターンによって、印象も方向付けられます。
ドイツなら
毅然とした無表情さ
かもしれないし、
服従することが名誉
だという考え方かもしれません。
アメリカなら、
独り立ちの誇示
であるとか、
自由な振舞が許される
ことかもしれません。そのほか、
厳しい処罰が与えられるなど、
その型を取り入れることで、
あなたの緊張が緩和することもあれば、
プラスがマイナスに、マイナスがプラスに逆転する可能性もあります。
私達は、自分の人生を、各々の理想に向かってデザインしているのですが、
実際には
国や地域性に縛られて、選択の余地を失ってしまうことがあります。
それらは無自覚で、私達は知らず知らず
思潮に流されていることがあります。また、時々の権力に追従していることもあるでしょう。
夢の中の県や国が、そうしたことを振り返らせ、
「自分にこのような考え方ができていたら、もっとよい現在があったかもしれない」と考えさせている可能性もあります。
逆に、誤った選択と思えたものが、思わぬ力によって益と変えられることもあるわけで、
それぞれが人生という舞台の上で、心のコンパスを頼りに、
足を踏み出していくしかないのかもしれません。
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