ずっと従ってきたことがある

教科書や手引書、マニュアルの夢は、何かに取り組むために、基本を確かめようとする気持ちを映しているのかもしれません。
原点に戻って考えること。
これまで学んだことを、今の状況に照らして見直すこと。
夢の中で、テキストの通りにしてもうまくいかないなら、身につけてきた知識や方法が、今の課題に合っているかを確かめる必要があるのでしょう。
私たちの暮らしには、
「あたりまえ」と思っていることや、長い間続けてきた習慣が、たくさん組み込まれています。
けれど、状況が変われば、役に立つやり方も変わります。
以前はうまくいった方法が、今は通用しない。
「これこそが常識だ」と信じていたことに、疑問を感じる。
そんなとき、夢の教科書は、あなたが頼りにしている「知識」や「正しさ」を表しているのかもしれません。
学んできたことが、すべて間違っていたということではないし、
その教えが役に立った時期もあり、今も大切にできる部分があるでしょう。
ただ、以前の前提が変わっているなら、
今の現実に合わせて、理解や使い方を更新していく
必要があります。
信じていた「正しさ」が揺らぐのは、なかなかつらいものです。
一生懸命に覚え、守ってきたことほど、見直すのには戸惑いがあるでしょう。
自分の努力まで否定されたように感じることもあるかもしれません。
教える側も、その時点でわかっていることや、当時の状況をもとに伝えています。
その後の変化に応じて、教えを確かめ直すことは、学びの続きともいえます。
自分はテキスト通りにしているのに、周りと同じようにできない。
ついには退場を命じられ、赤面しながら会場を後にする。
この夢には、
「きちんと取り組んでいるのに、どうしてうまくいかないのだろう」
という戸惑いや、周囲についていけない不安が表れているのかもしれません。
古いやり方を使い続けている可能性もあれば、手引書だけではわからない、その場に応じた工夫が求められている可能性もあります。
うまくいかない理由を、自分の能力だけに求めなくてもよいのです。
今の状況に合う説明をしてくれる人や、わからないことを気軽に尋ねられる相手がいると、戸惑いも和らぎます。
基本を確かめながら、実際の場面でどう使うかを学んでいく。
夢は、そうした学び直しを促しているのかもしれません。
現実の
私達の世界には、アドバイスや情報があふれています。
どんな問題に直面していても、誰かがそのことについて説明してくれるので、
対処法に困ることはありません。
でも、実際に役立つもの、
自分に当てはまるものを見極める必要があります。
また、見直す必要があるのは、知識や常識だけとは限りません。
自分自身についての、古い思い込み
も含まれていることがあります。
「私は、こういうことが苦手だから」
「前にもできなかったから、今回も無理だろう」
その見方は、何年も前に誰かから言われた言葉や、過去の経験から生まれたものではないでしょうか。
長い間そう思ってきたからといって、今のあなたにも、そのまま当てはまるとは限りません。
あなたは、その間にも経験を重ね、学び、変化してきました。
以前なら難しかったことが、今はできるようになっているかもしれません。
自分に貼ってきた古いレッテルを見直すことで、今の自分の力に気づくこともあるでしょう。
教科書や手引書を開く夢は、これまでの学びを確かめるとともに、
「今の自分に合う理解へ、書き換えていく」
機会を知らせているのかもしれません。
本 参照



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