
凄く汚いと思うものを見たり、
その汚れを自分が必死で取り除いている夢を見ることがあります。
夢の中で登場する「汚れ」は、基本的には否定的な意味を持ちます。
それは、あなたにとって不愉快な物事
――つまり、心が“触れたくない”と感じているものです。
長い期間蓄積され、こびりついていて取り去るのに難儀するような汚れは、
あなたの意識の中に溜まってきた不要な思考、雑念、嫌な感情、コンプレックス、疲労感などを象徴していることがあります。
そして、それらは「こだわり」という粘着性の高い心によって、強く貼りついている場合もあるのです。
それを取り除くには、
知性、寛容、許容、理解といった成分が効果を発揮するでしょう。
夢の中で「綺麗にしよう」と頑張っているのは、
あなたがその問題に向き合い、なんとか解消させようとしているからです。
私たちは、出来事が「終わった」からといって、
頭の中から綺麗に消し去ることはなかなかできません。
自己反省しすぎて、「何度も昔の職場に戻って雑巾がけをしている」夢を見る人もいます。
何度も見ると「また見ちゃった……」と思うかもしれません。
けれど、もし次に同じ夢を見たなら、
「綺麗な雑巾で、心の隅々まで汚れを落とそう」
と、少し前向きに捉えてみましょう。
満足のいく形で汚れを取り去ることができたら、
同じ満足が現実のあなたの中にも訪れ、気持ちが明るくなることがあります。
また、汚れてはいても、
その物や場所自体は本来、良い意味を持っている場合もあります。
あなたの高い知性が「汚れている」と認識させていることもあるでしょう。
夢で清潔にすることができたなら、現実でもそれを価値あるものとして扱えるようになり、
理解されたり役立てられたりする可能性があります。
ただし――
汚れたものを必死で元に戻そうとしても、それが元々あなたのものではない場合があります。
つまり、
自分には戻ってこないものに労力を注ぎ込んでいるとき、
人の世話・後始末・尻ぬぐいに翻弄されている可能性があります。
自分の力を人のために使うことは大切です。
けれど、うっかり自分のことを忘れないように。
自分にとって本当の価値はどこにあるのかを考え、
あなた自身の命題に力を注ぎ込むようにしましょう。



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