「安心の慣習」を表すことも。
昨今のお祭りは、
「祭祀」というよりは「イベント」のようになっています。
代り映えのしない日常に、なんらかの意味を実感したいと思う充足夢
であることが多いです。
私達日本人にとって、「祭り」は、最も馴染みのあるイベントであるし、
非日常を演出するのに適していたということでしょう。
「実家が山奥で、お盆すぎに近所のお地蔵さんのある寺か神社で盆踊りがひらかれる。
懐かしい夏の風景だった。」
あなたにとってお祭りは
「古き良き時代」の象徴なのかもしれません。
人は、慣れ親しんだものに安心感をおぼえます。
原点回帰。
長く帰っていない故郷への思いとか、、長らく会わずにいる幼なじみや家族との再会を切望している可能性もあるでしょう。
(懐かしい 参照)
お祭りに対して違和感を覚えるような夢だとしたら、
あなたが何か新しい体験をしたことで
これまで慣れ親しんできたことに対し、
異議を唱えられるだけの勇気と洞察を得た
可能性もあります。
なんらかの共有するシンボルをもとに集う「祭祀」なら、
自分の
影的な部分を
祭りという守護が働く場所で
浄化しようとしている
可能性もあります。
例えば
自分の荒々しさは
神輿をかつぐ行為によって、
男女の自由な交わりは
盆踊りによって
(お祭りという意義ある儀式のもとで)、正当に許容されるわけです。
祭りという名目をたて、
普段抑え込んでいる側面を表に出し、浄化させようという
わけです。
うまくいった価値ある取り組み。
例えば
普段は疎遠になっている地域住民の心を一体化させ、盛り上がらせます。
なんらかの「確かな拠り所」を基に
何かと偏りがちになり、歪みがちになっている秩序を回復させようとしていること。
全体性を回復させるために行う何か。
一方で
祭りは「習わし」ともいえ、
すっかり伝統的行事になっていて、誰も異議を唱えることができない、
と解釈することもできます。
否定的な意味を感じるのだとしたら、
祭りに
「生贄」を捧げる風習があるように、何かを犠牲にして収穫を得よう
としている可能性があります。
自分が求めているもののために、自分自身を変えるなどの行動を起こさず、
大義の名のもとに
他の人を犠牲にして願いをかなえようと考えている可能性があります。
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