いい器は、入れたものの印象さえ変える。
グラスは、液体を入れるための器です。
そのため夢の中では、
愛情や感情、精神的な充足を受けとめる器
を意味することがあります。
中に何が入っていたか、どれほど満たされていたかは、
今の自分が何を受けとめ、何によって心を満たそうとしているのかを映していることがあります。
たとえば、たっぷりと飲み物が入っていたなら、
心が満たされていること、あるいは満たされたいという思いが強くなっていることを表している
可能性があります。
一方で、グラスはただの器ではありません。
透明で中が見えやすく、しかも割れやすいものです。
そのため夢の中のグラスは、
繊細な心
傷つきやすい思い
人との関わりの delicate な部分
丁寧に扱わなければならないもの
を象徴することもあります。
夢の中で、自分のグラスをどう感じていたか。
その形や大きさ、入っていたもの、扱われ方はどうだったか。
それらは、自分がどんなふうに物事を受けとめ、
何を大切に守ろうとしているかを教えてくれることがあります。
たとえば、誰かがあなたのグラスにケチをつけていたなら、
それはあなたの価値観や、心の満たし方に対して、
他人が口を出してきている状態を表しているのかもしれません。
そのときあなたがどう感じ、どう返したかも大切です。
「私のグラスについて、とやかく言わないで」
「これは私が気に入っているものだから」
と心の中ででも感じていたなら、
それは、自分を喜ばせるものを自分でわかっている、ということでもあるでしょう。
また、グラスの特徴そのものに意味がにじむこともあります。
たくさん入る大きなグラスなら、
より多くの愛情や安心、経験を受けとめたい思い。
特徴的なデザインのグラスなら、
他人と同じではない、自分なりの感じ方や価値観。
繊細で華奢なグラスなら、
今の自分がとても敏感で、傷つきやすい状態にあること。
そうしたことを表している場合もあります。
さらに、夢の中でグラスを
運ぶ、並べる、洗う、片づける、重ねるといった場面が出てきたなら、
それは感情や対人関係、あるいは壊れやすい物事を
慎重に整えようとしている状態
を表していることがあります。
私は夢の中で、仕事としてグラスを上手に重ねて積み上げようとしていました。
そのグラスは、底の部分が丸く、注ぎ口のところが細くなっているような形で、それを重ねていくのです。実際には難しいはずなのに、夢の中ではそれを不思議にも思わず、当たり前のように作業していました。
この夢は、失敗しないように気を張っている気持ちや、慣れない作業を丁寧にこなそうとする心を映していたのかもしれません。
底が丸く、上が細いグラスの形も印象的で、
内側ではさまざまなものを受けとめながらも、外に出すときには慎重さや調整が必要な状態を表しているようにも思えます。
この夢のように、仕事としてグラスを扱っている夢は、
失敗の許されない場面の中で、
気を張りながら丁寧に役割を果たそうとしている心の表れとも考えられます。
割れやすいものを扱う夢には、
失敗したくない
崩したくない
うまくまとめたい
迷惑をかけたくない
という思いがにじむことがあります。
けれどそれは、ただ不安が強いというだけではなく、
雑にせず、きちんと向き合おうとしている真面目さの表れ
でもあります。
夢の中のグラスは、
あなたの心の器であると同時に、
今あなたが大切に扱おうとしているものそのものなのかもしれません。



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