目標に到達できない、という焦り
この夢を見る人に多いのが、
あれ、なんかおかしい。道、間違えた?と思ったりもするのに、
引き返すことは考えない、なんとかわかる場所に出ようと
必死で走行し続けてしまうこと、
ときには、後続の車に押し出されるように進み、
止まるに止まれず
行くべきところから、どんどん離れていってしまう
ということがあります。
「私は、その日仕事でいつもとは違う支店に出向くよう要請されていた。
そして、
確かにその道を走っていたつもりが、どうしてか、まるで違う場所に出てしまっている、
とりあえず、時間内には到着できそうもないとわかり、あれこれと言い訳を考える、
もう、随分走ってしまった。少し、行き過ぎてしまったかもしれない。」
私自身、同じような夢を何度も見ましたが、
不思議なことに、
目的の場所の近くまでは行けたりもするのに、いつも
その場所に到達しないまま、終わってしまうのです。
ときには、すぐ脇にそれらしい建物を見ながら通り過ぎるものの、車を停める場所がなく、
駐車場を探し回ったあげく、そこから更に歩きまわることになるのです。
こうした夢を見る人に共通してあるのは、
人生について、一生懸命に考えているのに、正しい道を見つけられない苛立ち、
どうすれば、自分の望みを実現できるのかについて考えているのに、
思う通りの場所に、自分を連れていけないもどかしさ
であるといえます。
私達は
その道は
あっていない、=自分に合わない
とわかっていても、捨てる勇気がでない
ために、長いこと走り続けてしまうことがあります。
本当はあなたを束縛するものは何もないのに、
自分で自分をあるルーティンに縛りつけてしまっている
可能性もあるでしょう。
時々に状況を振り返り、間違った道を選んでいないか、考えることも必要です。
この夢を見た人の中には、数年後、思い切って
住んでいた土地を離れ、仕事も変えた人もいます。実は私もそのひとり。
そこから
一気に人生が変わり始めました。
ときには、間違った道から完全に引き上げる勇気も必要です。
それができて、はじめて正しい道が見えてくることもあります。
あなたは、その道を行くための準備をもう十分してきたはずです。
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