体形が変化する

夢の意味

夕暮れの海辺に、ぼんやりと重なって見える人物の姿。変化の途中にある心や自己イメージの揺らぎを表すイメージ。夢の中で太る、痩せる、大きくなる、小さくなる、別人のような体になる。
こうした変化は、単に外見への不安だけを表しているのではなく、

自分が変わってしまうことへの戸惑い

今までの自分ではいられなくなる不安

周囲の環境に合わせて、無理に形を変えようとしていること

を表している可能性があります。

 

現実でも、進学、就職、転職、引っ越し、人間関係の変化などによって、
自分の立場や役割が大きく変わることがあります。

現実だけが先に進んでしまって、

心はまだ変化についていけていないとき

も、私達は

以前の自分とは違う姿にならなければいけない、

と一生懸命で、

今までのままでは通用しない

周囲から見られる自分が気になる

と感じてしまうことがあります。

進学したばかりのころ、夢の中で目覚めると、身体が重く、嫌な汗をかいていました。重い体を動かして洗面所の鏡を見に行くと、そこには倍以上に太った自分の姿が映っていました。
ショックを受けた私は、落ち着こうとしてキッチンへ向かい、水を飲み、そのあとダイニングの椅子に腰掛けました。
すると椅子の脚が折れ、床に転げ落ちてしまいました。

当時は遠方への電車通学が始まり、生活リズムも人間関係も大きく変わった時期でした。

夢主自身、自分をうまくコントロールできない不安や、信頼していた支えが揺らぐ怖さが表れていたのかもしれない、と振り返っています。

この夢で印象的なのは、
ただ「太っていた」というだけではなく、
鏡の中でその姿を見ていることです。

鏡は、自分自身を客観的に見るものです。

その鏡に、普段の自分とはまったく違う姿が映っていた、

自分が自分ではないように感じている

新しい環境の中で、自分の見え方が気になっている

以前の自分との違いに戸惑っている

という心理を表していたのかもしれません。

こうした時期には、
自分でも気づかないうちに、かなり周囲の目を意識していることがあります。

「変に見られていないだろうか」
「うまくなじめているだろうか」
「今までの自分のままで大丈夫だろうか」

そうした緊張感が、夢の中で
体形が大きく変わるという形で描かれていたのかもしれません。

また、「椅子が壊れる」場面も重要です。

椅子は、夢の中で、

自分の居場所

安心して身を置ける場所

立場や支え

を表すことがあります。

その椅子が、自分の重さを支えきれずに壊れてしまうのは、
今まで頼っていたものが、今の自分には合わなくなっている感覚を表しているのかもしれません。

たとえば、進学前までは、
家、学校、友人関係、生活リズムなどが、ある程度安定していたはずです。

けれど、新しい環境に入ると、
それまで当たり前だった支えが、そのままでは使えなくなる、

今までの椅子に座ろうとしても、
もう同じようには安心できない。

この夢は、そうした心の不安定さを、
「椅子が折れる」という形で見せていたのでしょう。

変化の中にいるとき、人は自分を見失いやすくなります。

けれど、体形が変わる夢を見たからといって、
それは悪い方向へ変わっているという意味ともいえません。

これからどんな自分になっていくのか

を、真剣に確かめようとしていること、

夢の中の体形の変化が強烈であるほど、
現実でも大きな環境の変化や、自己イメージの揺らぎが起きている可能性があります。

今までの自分を失うのではなく、
新しい環境の中で、少しずつ自分の形を作り直していること。

体形が変化する夢は、
その不安と成長のはざまにある心を映しているのかもしれません。


なお、体形が変化する夢は、
どのように変化したかによって、少しずつ意味合いが変わります。

太る夢は、
負担が増えていることや、自分の存在感が重たく感じられていること、
周囲の目が気になっている心理を表すことがあります。

痩せる夢は、
不要なものが落ちて身軽になることを表す場合もありますが、
夢の印象が暗い場合は、気力や自信が削られていることを示すこともあります。

小さくなる夢は、
現実でどこか委縮していたり、
周囲の人や環境を大きく感じ、自分の力を出しきれていない心理を表すことがあります。

大きくなる夢は、
存在感が増していることや、責任が大きくなっていることを表します。
一方で、自分を実際以上に大きく見せたい気持ちが隠れている場合もあります。

このように、体形が変化する夢は、
外見そのものよりも、

自分の存在感、負担、委縮、成長、周囲との関係を映していることが多い

のです。

なお、

体形の変化が、
自分の存在感や負担、立場の変化を表しやすいのに対して、
顔の変化は、より直接的に

対人関係の中で見られている自分

を表します。

(自分という人間の表情・印象・看板➩自己評価・羞恥心に近い)

自分に対する評価が厳しくなっていたり、
人前に出る自信が揺らいでいるときに見ることがある夢です。

詳しくは「自分の顔が不細工」の項目で解説しています。

自分が小さくなる夢については、
小さい・小さくなる」の項目でも詳しく解説しています。

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