あなたは、もう十分に与えている
孫のお弁当を作っている。
ただ、お弁当箱にはまだ少し隙間があり、
何か入れるものを買い足そうとスーパーマーケットへ向かう。店内の一角には簡易な飲食店があり、人が並んでいる。
買うつもりはないのだけど、商品を見たくて、私も列に加わる。
前の人に話しかけられるが言葉がよくわからず、
愛想よくジェスチャーでやり過ごしていると、
どうやらそこはトイレ待ちの列だったと気づき、列を離れる。その後、
「そういえば卵焼きを入れていなかったな」
「家にブロッコリーがあったはず」
と思ったところで、夢から醒めた。
夢の中で「お弁当を作る」という行為は、
誰かのために心を配り、準備を整えようとする気持ちを表します。
これは、
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愛情
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思いやり
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責任感
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ささやかな配慮
といった、生活に根ざした優しい感情のあらわれです。
この夢の中では、すでにお弁当は作られており、
「何もしていない」状態ではありません。
この点からも、夢主はすでに十分に与えている側にいることがわかります。
お弁当箱に隙間がある、という描写は印象的です。
これは
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まだ完璧ではない気がする
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もう少し何かできるのでは、という思い
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相手のために、もう一歩踏み込みたい気持ち
を表しています。
ただし、これは不安や欠乏感というより、
とても健全で前向きな気づきに近いものです。
隙間を埋めるために、何かを買い足そう
とスーパーに行く場面は、
現実的に状況を見直し、整えようとする心理を表します。
感情に流されるのではなく、
「今の自分にできること」を冷静に探している状態です。
また、途中で列を勘違いしていたことに気づき、
無理にそこに留まらず移動する場面では、
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不要な関わりを長引かせない
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自分に合わない流れから、自然に離れられる
といった、心の柔軟さも読み取れます。
夢の最後に、
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卵焼きを入れていなかったこと
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家にブロッコリーがあること
を思い出して目が覚めた点は、とても重要です。
これは、
足りないと思っていたものは、
実はすでに身近にある
という、心の確認を表しています。
わざわざ新しいものを買い足さなくても、
今あるもので十分に整えられる。
そんな安心感が、夢の終わりに添えられています。
お弁当を作る夢は、もっと頑張らなければ、という
自分への叱咤ではありません。
むしろ、
あなたはもう、十分に気づき、与え、整えている。
完璧を目指さなくても、
日常の中で自然に埋まっていく。
という、静かな肯定のメッセージを含んでいます。
この夢を見たときは、
自分の不十分さよりも、
すでに重ねてきた思いやりに目を向けてみてください。
その“お弁当”は、
きっともう、ちゃんと温かいのです。

孫のお弁当を作っている。

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