言えなかった言葉、届かなかった想いがある

恐怖や驚きなど、叫び声には
強い感情が伴っています。
夢で叫ぶのは、
自分の思いとか考えがあり、それを伝えたいと思っているのに、
それを伝えられずにいる
ということ、
心の中にたまった感情が出口を求めているのです。
ただ伝えられないというだけではなく、
早く知らせなければ、というような「焦り」
が、「叫び」という形になるのかもしれません。
他の誰かの叫び声を聞きつけ対処しようとするのは、
あなたが、昼間会った相手の
表情や動作・言葉の中にあった伝えきれない思いを
読み取ろうとしている
可能性があるでしょう。
叫び声を聞いても無関心な人もいる、
それぞれの器の問題です。
夢の中で、亡くなった義父と話していました。生前はほとんど人と言葉を交わさなかった人です。
でも、夢の中では私と話しをしていて、どこか渋るような、あまり良くない印象の言葉を私に向けてきました。
私は涙が止まらず、「私はお義父さんが笑顔を見せてくれるだけで、それだけで嬉しいのに」と
殆ど泣き叫んでいて、それで目が覚めました。
夢主は、生前、実の両親からも足蹴にされていた義父を気の毒に思っていました。
義父の人生を思うと湧き上がってくる 理不尽さへの怒り や 救えなかったように感じる悔しさ、そして それでも温かさを取り戻してほしいという願い が、言葉にならないまま心に溜まり、
涙という形で噴き出したものなのでしょう。
また、
昼間の出来事に、夢の引き金となる何かが起きた、
例えばーー真面目に通っていたのに、否定され続けた人生、「報われない人への共感」と「救いたい気持ち」が強く刺激され、
それと同じ層にある“義父の痛み”が夢として浮上した
とも考えられます。
誰もいないところにいて、一人で叫んでいるのは、あなたが今、
自分の考えや思いが理解されない状況にある
ことを表します。
やせ我慢して恰好つけてしまうとか、
いつも控えめで、なかなか自分の胸のうちを明かせないでいる、
ということがあるかもしれません。
誰かの心の悲鳴を聞きつけ、なんとかしてあげたいと思っても、無関心を装ってしまうことが
あるかもしれません。
この夢を見たとき大切なのは、立派に説明することではなく、まず自分の心に嘘をつかないと決めることです。
小さな言葉でいいので、「本当はこう思っている」を自分に認める。
それが、叫びを“夢の中の出来事”で終わらせず、現実のあなたを守る方向へ変えていきます。



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