情報に基づいて行われる試行錯誤。
ざっくりと現実を掴み、概算や推論をもとに、
独自の思考を展開しています。
ある現象について合理的に考え、自分に説明している、
何か悩ましい状況にあって、
冷静になろうと努めている
可能性もあります。
「悩ましい」とは、
論理や理性、情報や知的考察で整理できることがある一方で、
情念や過去の記憶など、リクツでさばけないことがある、
ー 思うがままに欲望を満たしたい気持ちと、冷静に分析しようという声とのはざまで
まよっていること。
難しいと感じているほど、
その葛藤が深いこと。
計算がスムーズにいく夢であるとしたら、おそらく
望む結果を得るのに、あなたが思っているほどの労力はいらないでしょう。
例えば
「1人3時間かかる仕事を3人でしたら、何時間かかるでしょう」
・・考えるまでもありませんよね。
単に計算するだけなら、明瞭な答えを得られるはず、
でも、現実には
この3人の身体的・感情的状態についても考慮する必要があります。
もし一人が睡眠不足で疲れているとしたら?
重要な電話がかかってきて作業が中断したとしたら?
否定的な夢だとしたら、
あるデリケートな状況に「感情的」に入れ込み、余計なことを考え過ぎてしまう
傾向にあるのではないでしょうか。
あまり気にしないようにしていれば、そのうち探している答えが見つかる
かもしれません。
現実の世界で生じる不確かさな実性を、柔軟に受け入れる必要があること。
誰かの計算ミスを修正している夢を見る人もいます。
「事務作業をしていた。でも、夢の中の職場のほうが立派で、ひとつ上の役職にいる気がした。
私は他の人達の資料に目を通し、チェックしている。
集計がどうしても合わないようで、明確に赤字で記載してあるのを見つける。
私には、どこがミスしやすいか、わかる。経験してきたから。
会社には誰も残っていなかったが、一人修正にのりだした。」
夢主は、この夢の前日、実際にひとつ上の役職への打診がありました。
引き受けてしまうと多忙になることはわかっているし、それができる自信がありませんでした。
「私にはわかる」というのは、過去に(他の場所で)その立場を経験しているからなのでしょう。
当時は、初めて直面することばかりで、幼い子供を育てていたこともあり、疲労困憊、
夫の転勤を機に、その役職から離れることができ、安堵していたのです。
その時のことを思うと、とてももう一度引き受ける気にはなれませんでした。
ただ、当時とはいろいろ状況が違い、今の職場は助けあう風潮にあります。
彼女は、夢の自分から「安心してそれを引き受けなさい」と言われたような気がしたそうです。
夢主の解釈にはありませんでしたが、
こうした夢には、
あなたの時間やエネルギー、リソースが求められている
可能性もあります。ある事実を
独自の法則やパターンに照らし、その有益性について考えているふしがあります。
自分は何に重点を置いているのか、
本当に大事なことを心に留めておくことが解決の鍵です。
あなたの考えさえ明確にしておけば、今の問題はポジティブな変化に繋がるでしょう。
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