惜しかったな、あと100円あったら手に入れられたんだ/何を欲しいと思っていたの?
夢の中で、何かを買おうとしたのに、お金が足りない。
欲しいものは目の前にあるのに、手持ちでは届かない。
そんな「お金が足りない夢」を見ると、
金運が低下しているのだろうか、などと考えてしまうかもしれませんが、
そうとも限りません。
夢の中のお金は、現実の貨幣そのものというよりも、
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心の余裕
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自信
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行動するための力
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何かを受け取る準備
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満足を得るためのエネルギー
をあらわすことが多いのです。
「○○が欲しい」「こうしたい」
という気持ちはあるのに、まだ少しだけ準備や余裕が追いついていない、
そんな状態を映している可能性があります。
欲しいものは、すでに見えている
この夢の興味深いところは、ただ「不足」しているだけではないことです。
多くの場合、お金が足りない夢では、
すでに自分が何を求めているのかが、かなりはっきりしている
のです。
欲しいものがある。
選びたいものもある。
けれど、今の自分の手持ちでは少し足りない、
という具合です。
これは、何も見えていない混乱とは違い、
方向は見えているが、受け取る準備が整いきっていない
という状態で、絶望の夢というより、
「あと少し整えれば届くものがある」という夢でもあるのです。
お金が足りない夢は、心の余裕の不足を映すことがある
現実でも、忙しいときや気を張っているときには、
欲しいものがあっても後回しになりやすいものです。
自分の楽しみのために使う力が残っていない。
ゆっくり味わう余裕がない。
欲しいと思っても、「今はそれどころではない」と感じている。
そうした心の状態が、
「お金が足りない」
というわかりやすい形になることもあります。
これは、本当に失うというより、
自分のために使える力が少なくなっているサイン
と考えることもできます。
娘が演奏会に参加することになり、私はその準備を見て回っていました。
いい感じのギターなどを眺めたあと、他の子どもたちと合流し、3階に滞在することになりました。外には屋台が出ていて、特に目を引くものはなかったのですが、威勢のよい掛け声をかけ合いながら小さな五平餅を売っているお店を見つけました。
まだ誰も並んでいなかったので注文すると、一つ800円だと言われ、持ってきたお金では足りませんでした。
しかも、いくつかあるたれの中から味噌を選んだものの、その味噌は2階まで取りに行かないとないと言われたため、お金を取りに行きながら待つことにしました。
この夢でも、欲しいものははっきりしています。
たくさんある屋台の中で、自分が惹かれたものも明確です。
けれど、すぐには手に入らない。
このような夢は、
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自分の望みそのものは見えている
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けれど、現実的な準備や余裕が少し足りない
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すぐに受け取るには、もうひと手間必要
という心の状態をあらわしていた、と考えられます。
しかも、選んだのは「味噌」、
味噌はどこか素朴で、落ち着きがあり、なじみ深い味でもあります。
夢主が求めているのは、派手な刺激ではなく、
自分に合った確かな満足だったのかもしれません。
この夢は、
「欲しいものがあるのに手に入らない夢」
であると同時に、
自分が何を求めているのかを、すでに心は知っている夢
とも言えそうです。
本当に苦しいとき、人は何が欲しいのかさえ分からなくなることがあります。
それに対して、お金が足りない夢は、
「欲しいものはある」
「向かいたい先もある」
「ただ、今は少し準備不足なだけ」
という状態をあらわすことが多いです。
そう考えると、この夢は
足りなくてがっかりする夢ではなく、
不足を自覚し、整えようとしている夢
とも言えるでしょう。



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