他を殺して生き延びようとする側面。
その人の影響下から逃れたいと思っている
ことを表わします。
親や指導者を殺す夢は、
「自立心」の表れ、
恋人を殺すのは、
相手を束縛したいと思っていることを、
友人を殺すのは、
友人に勝ちたいと思っていることを表わします。
いずれの場合も、
優位に立ちたいが「現実では容易に叶わない」、と思っているのです。
けれど、この夢は
「殺したいほど」募う気持ちや、対抗意識
を表しているわけではありません。
あなたが、
そうした自身の気持ちにけりをつけ、乗り越えようとしている、
自分なりの新しい価値観を打ち立てようとしている
ことを表わしています。
実際のところ、
誰かを殺してしまった、という夢は悲惨です。
それが自身の向上のための必要プロセスだとしても、心が壊れそうになるでしょう。
罪悪感・悲しみ・喪失感、そして
これまで親しんだ世界から突き放され、もう後戻りできないという孤独に立たされます。
大きな変化を迎える時、
人は「二度と戻ってはこない」という喪失感に打ちひしがれたり、
「死ぬかもしれない」と思えるほど辛い体験をしながら、現実を受け入れるようになります。
気持ちをごまかさず、しっかりと理解し、味わいましょう。
事態を受け入れ、ピリオドを打ちましょう。
あなたの中ではもう、新たなものが目覚めはじめています。
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