意に沿わないやり方で、それを経験するのって、辛い
強制的な働きかけによって、再生を余儀なくされる
こと。
今までの運命が変るという意味においては「死」と同じですが、
その人の側には準備が整っておらず、
意志に反するやり方で変容せざるを得なくなったという点で異なるのです。
例えば、
離婚した女性が、
夫が殺される夢を見る
こともあります。
強い意志をもって離婚に踏み切ったのは女性の側でした。
このようなとき、
夢では「相手が殺される」という形で表現されることがあります。
それは、関係の終わりが
穏やかな整理や自然な別れではなく、
もっと強い断絶や決別として心に刻まれていたことを表しているのかもしれません。
悪夢で終わらせないためには、
本来自分で引き受けるべき決別や変化を、
夢が強い形で後押ししてくれたのだ、
と肯定感を持つことが大切です。
これまでのあなたが、
どんな変容を迫られても生き方を一向に変えようとしなかった、
可能性もあるでしょう。
大きな変容の時には苦痛を伴うものです。
これまでの人生に固執して自分を頑固にしていたり、無感動のまま生きていると、
人生を豊かにしてくれるものを掴み損ねてしまいます。
「殺される」のは、
そうした頑固な自分の考えを覆すような事実が生じる時です。
もしも、
あなたの心に自分の考えを訂正する用意があるなら、思ったよりも短期のうちに別人のようになれるでしょう。
幼年期から老齢期に至るまで、誰もが各段階において、それまでの心身の組織を脱ぎ捨てねばなりません。
夢の「死」は、あなたが「再組織化」されることを意味するもので、
恐れるものではないのです。



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