本能的なつながり、無条件の愛情
それは、“守る・守られる”“育てる・育まれる”という
関係性の象徴であり、
夢において、動物の親子の姿は――
あなた自身の中にある養育本能や依存欲求、
または、
誰かとの間にある関係性のバランスを映し出している
ことがあります。
私達は、アニマル動画を見て癒されることがあります。
そこに、
私達誰の中にもある「原初のあどけなさ」のようなものを見ているのかもしれません。
ちなみに、動物の子供は
ー社会的にまだ「汚れていない」存在
として描かれることが多く、
夢や物語においては「純真な心」や「無防備な状態」の象徴となることがあります。
<実例夢>
夢の中で、駅にペンギンの親子がいました。
不思議と違和感はなく、私は餌のようなものを手渡しました。
すると、親子は喜んだようにそれを食べ、私のあとをついてくるように。
どこまでも、どこまでも――
私はだんだん怖くなって、逃げ出るように歩きました。
小さな命が親に寄り添い、守られながら生きている姿。
この夢のペンギンの親子は、夢主の中の
「守りたい気持ち」や「守られたい想い」
が形を変えてあらわれた
のかもしれません。
動物の種類によって、そこに込められた意味も少しずつ異なります。
なぜ“その動物”だったのか?
この夢に登場するのは、「ペンギンの親子」です。
ペンギンだったことで、次のようなニュアンスが加わる可能性があります。
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見た目の愛らしさとギャップ(かわいいけどついてくると怖い)
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氷の世界=感情の冷たさ・距離(寒い環境で育つ象徴)
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群れで生きる=集団意識や周囲の目
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親が口移しで餌を与える=過保護/共依存的な関係
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他の動物の親子だったらどうでしょう。
例えば
熊の親子なら…「厳しさと力強い母性」
猫の親子なら…「気まぐれな愛情」
サルの親子なら…「模倣・学習・家族間の社会性」
というふうに
その動物の種類によってニュアンスが加わり、テーマも異なります。
あなたの無意識は、
そのときのあなたにぴったりな象徴を選んで、夢にあらわれます。
与えたものが、返ってくるということ
親子の動物に「餌をあげた」としたら――
それは、あなたが
誰かに優しさや助けを差し出した
という行動の象徴かもしれません。
けれど、上記の夢のように
その後に「ずっとついてこられて怖」思いをする
のは、
一度与えたものが、
思わぬ責任やしがらみとなって自分に返ってくる
ような、心理的プレッシャーの現れとも考えられます。
餌を与えるのは、
好意や労力、時間を誰かに与えること
であり、こちらが
見返りを求めずにしたつもりのことに、相手が強く反応して戸惑う
ようなこと、
距離感を保てないことへの不安。
もしくは、自分がした「親切」や「決断」が、自分にどう影響してくるかへの恐れ
などを示していたのかもしれません。
「与えること」と「引き受けること」は、同じではないのです。
優しさには、境界線も必要です。



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