獅子座

崖の上で雄々しく吠えるライオン
星座

自分が主導権を握り、行動すれば、それがみんなのためになる

獅子座 7月23日~8月22日

支配星:太陽

あなたは誇り高く立派です、

獅子座の人にそういっても、なんかピンとこない、というかもしれません。

「私は怠け者で、できれば何もせず一日寝て居たいのだ」

という人もいるでしょう。

それでも、不思議なことに、この星座の人には

高い精神性や誇りが備わっていて、例えば学校の成績がそれほど思わしくないとしても、

仕事で業績がふるわなかったとしても、

人から馬鹿にされたり、仲間外れにされることはないでしょう。

あなたは、輪の中心にいることが、似合っているような人です。

例えば、

ぎりぎりまで寝ていたのに、急かされて、

どうにか気力を振り絞って仕上げた作品が金賞を獲得した、

なんてこともあったりするでしょう。

 

「私は自己中心的な人間だ」、と思っていても、

嘘をついたり複雑な心理によって自分をつくるような

邪心を感じさせないでしょう。それは、素直な自己顕示欲です。

また、自分の見せ方が上手で、

自信を持っている時のあなたは人の注目を集めやすいでしょう。

あなたが幸せでいるときには、そこにいるだけで明るく楽しい雰囲気があります。

 

獅子座の人は、人生の中の「自我が芽生える時期」にあたると言われます。

親の庇護のもとにある子どもの状態から、

経済的にも精神的にも独立して、一人前になっていく、

本当のいみでの自己実現に踏み込んでいく時期にある

といえます。

人が自立するには、それなりの時間を要するように、あなたは

何かひとつ事を成し遂げようと思ったら、

十分に時間を割く必要があります。

自分の力を意識できるようになるまで。

根気よく進める必要があります。困難に見舞われることがあっても、

それでやめたり、自信をうしなわないようにしてください。ひとつずつ乗り越えていく中で

自分の中にある強さを見つけ、それを基盤として夢を追求していきましょう。

そうしていく中で、あなたには

高いレベルの秩序が備わり、周りの人達にも良い影響をもたらします。

 

あなたが外に向かい、他者にエネルギーを注ぐと、

パワーを受け取った相手から、あなた自身も恩恵を受け取ることができます。

これは恋愛においても、友人関係においてもそうですが、

とりわけ「子供」と触れ合うことは、あなた自身の子供を目覚めさせ、

活力を取り戻すよい手立てとなるでしょう。

その自覚はないかもしれませんが、獅子座の人は、子どもの扱いがとても上手で、

自然なままでいて、子供達の世界に溶け込むことができます。

 

獅子座の人は意志を持ち、

ひとたび心に決めて取り組めば、獅子の力を発揮できるのに、

自意識とプライドが邪魔して、力を使いきれないことがあります。

そのようなあなたを、周囲の人はきっと、じれったく思いながら見ていることでしょう。

自分には恋人がいたことがない、

結婚も経験していない、という人であっても、

ドラマティックな恋愛は大好きなはずで、心にはいつも思う人がいるでしょう。

その人は、例えばTVドラマの登場人物であるかもしれません。

自分の恋は特別なものであるという意識が強く、

例えば、初恋の相手に対する気持ちをもち続けている、ということはないでしょうか。

それは人の目には純真さや初々しさとして映りますが、自意識とプライドの裏がえしであったりもします。

また、

獅子座は「不動星座」でもあり、一度心に決めた物をずっと守っていこうという傾向も強いのです。

そこにドラマ性を求める気持ちが重なります。

本物の恋愛より、心の中でイメージだけを継続させながら、自分スタイルを守り続ける

ということにもなきにしもあらず。

自信さえ取り戻すことができたなら、オーラを発揮し始め、

意中の人を振り向かせる輝きを秘めているのに、いかんせん見栄やプライドが邪魔をしてしまうのです。

 

ときに自分の能力に対しての正当性に拘り、

もっと大事なやりがいとか楽しさとかを捨ててしまうかもしれない、

あなたには、「確たる動機」がとても大切で、

それが欠けてしまうと、何もかもが無意味でつまらないものに感じるようになっていく

ことがあるでしょう。

確たる動機といっても、世のため人のためといった難しいことを考えなくても、

獅子座の人は、これをしたら楽しそう、気持ちが明るくなれる、という

子供のような純真な動機から始めるほうが、うまくいきます。

その情熱が、

有意義な変化を起こしたいという真の衝動から生じている場合

には、百獣の王のパワーを発揮するでしょう。

反対に、利己的な願望

ー「動機」が点数を稼ぐためだったり、何かを「帳消し」にするためだとしたら、

周囲の人にもあなた自身にも良い結果をもたらしません。

(自分は家のソファで寛いでいるのに、友人に

「自分も一緒に出席していたことにして」、と頼んだり、

お礼をいうかわりにお昼をご馳走して、これでチャラね、と思っている

ってことはないだろうか)

向き合いたくない状況から逃げるためにエネルギーを使っているのか、

満足感をもたらす何かに向けて進んでいこうとしているのか、

自分の動機を確かめておく必要があります。

 

人との関係においては、獅子座の人は、

小さな親切にも、感謝の気持ちを示す

ことがとても大切です。感謝の気持ちを示すのが下手というより、

周りの人の貢献を軽視しがちです。かといって、悪意があるわけではないのです。

例えば、以下に似たようなことが、日常のどこかにあるかもしれません。

 

蟹座のAさんは、なかのいい獅子座のBさんといつも一緒に帰ります。ある日、

Bさんは、「今日は委員会があるから、帰りの時間が少し遅くなりそうなの」、

とAさんにいいます。

Aさんは、「そう、あまり遅かったら帰るかもしれないけど、待ってるね」といいます。

委員会は終わりましたが、少し遅くなってしまったので、

Bさんは、Aさんはきっと帰っただろうと思いますが、待っててくれていました。

Bさんはびっくりしますが、こういいます。

「帰ってもよかったのよ」

それを聞いて、Aさんは、ちょっと曇った表情をしますが、

「そうね、でも一緒に帰りたかったし、夜道一人では、あなたも心細いかとおもったのよ」と。

 

ここまでは、まだ普通の光景に思えるかもしれません。

けれど、今度はAさんが委員会の日、Aさんは、本心ではBさんに待っててほしいと思いますが、

「そんなに遅くならないとおもうけど、先に帰っててもいいからね」と遠慮がちに言います。

でも、Bさんはこういうのです。

「そう?じゃあ私、先に帰るわね、見たいTVがあるの。また明日。」

勿論、あなたが先に帰ることも、Aさんが待っているのも自由です。

語りたかったのは、

相手が気にかけてくれたことに対する、感謝の気持ちの希薄さと、

それが二人の関係にどう影響していく可能性があるか、ということです。

 

あなたは、ひとたび何かを心に決めたら、

協力者や状況を引き寄せられる人であるのに、

自分のエネルギーを引き出してくれる存在と強い絆を築いていく姿勢が不足しているのは、

もったいないことです。

相手をかけがえのない存在として尊重し、自分もまたそう認められるよう努め、

相互の関係を築いていくことが大切です。

 

 

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