不安の先取り/まだ起きていない不安に心が縛られている
夢の中で
「これから恐ろしいことが起きる」と分かっている、
でも実際にはまだ何も起きていない
――そんな体験をすることがあります。これは心理学で言う 予期不安 の象徴です。
予期不安とは
まだ起きていない出来事を先取りして不安になる心の働き
のこと。夢に出るとき、それは
「未来に対して構えすぎている」心理状態を示しています。
恐怖はまだ訪れていないのに、心はすでに緊張している、
「実際に起きたときに備えたい」という防衛本能のあらわれ
でもあります。
不安を先取りするのは、弱さではなく防衛本能、
夢が
「あなたはもう準備ができている」と教えてくれていたのかもしれません。
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