家族が見て見ぬふり/親も加わって責める

影におびやかされる
夢の意味状況

誰も守ってくれない

光が届かない場所でひとりぼっちの子供弟から繰り返し詰問を受ける。しかも、

家族は誰も止めてくれず、逆に親までもが加わって責め立ててくるので、

孤立する。逃げ出そうとするも脅され、

強い怒りを感じて目覚めた。

 

夢主は、現実世界でも

何かと有能な弟と比較される、

弟は努力をせずとも勉強やスポーツができてしまうので、毎回自分が怒られていた、

といいます。


 本来、家族は安心や支えの象徴です。しかし

夢の中で「味方がいない」「見て見ぬふりをする」存在として現れるとき、それは

「自分の居場所がない感覚」や「孤立感」を反映している

可能性があります。

 

また、

 親は心の奥で「価値基準」や「権威」を表す

ことがあり、その親までもが加わって責めるというのは、

「自分を肯定する基盤」さえ揺らいでいる心理状態のあらわれ、

染みついた「厳しい基準」や「自己批判の声」が、

夢の中で親の姿を借りて登場していた

のです。

 夢主は孤立感と怒りを強く体験しています。これは現実の家族関係そのものだけでなく、

「周囲に理解されない」「味方がいない」、と感じる心の投影

でもあります。


このような夢を見るのは、一見つらい体験で、

もしもあなたが同じような夢を見たとしたら、

結局、そうした行為は

ー外側から与えられることを変えることはできないのだ、

という無力感に襲われるかもしれません。それでも、私達は

自分が被害者意識でいるかどうかや、被害妄想を抱き続けていきるかどうか

は、自分自身の判断で決めることができます。

そして、この夢は

「自分を守る力を取り戻す」ための転機である

ことを告げてもいるでしょう。何より

怒りを感じて目覚めたのは、「もう責めを受け入れない」という自己防衛の芽生え

であり、夢は、

過去の体験から生じた孤立感を映すと同時に、

「これからは自分を守り、自分を肯定してよい」と告げているのかもしれません。

  参照

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