同じ“道”でも、そこに流れる空気はまったく違う/車道=社会・仕事・目的/歩道=人間関係・心・生活
車が行き交う車道はスピードと競争の世界、
人が行き交う歩道は、ゆっくりとした交流や生活の世界。
社会のスピードと心のリズムのバランスをとる時期に見る夢です。
私は外に出て歩道に立っています。そのすぐそばは車道で、車が行き来しています。
私は歩道にポールを立てて、たくさんのカバンをかけて
なにやら片づけをしていました。
有名人K/Nさんの服をたたみながら、
「普段いろいろ大変なんです」とアピールしている自分がいました。
車道―社会の流れと目的意識
それは仕事の場、責任、義務、スピード感のある日常。
現実社会のスピードやルール、競争の中で
「自分のペースをどう保つか」
問うていることを意味しています。
車道に立っていたり、車が接近してくるような夢は、
“社会の流れに巻き込まれる不安”
をあらわすことがあります。
交通量が多いほど、
「外の世界が慌ただしい」「自分のコントロールが効きにくい」と感じている、
“外側の現実に押されている心理”を映しています。
車道を「眺めていた」としたら、
あなたが今、社会の流れを一歩引いた位置から観察していること、
「このスピードについていくべきか」「少し休むべきか」――
判断を下そうとしているかもしれません。
歩道―人間関係と心の整理
一方で、人が行き交う歩道は、人間関係や日常の心の交流を表します。
歩道では、誰もが自分の足で進みます。
車のようなスピード競争はなく、
人が自分の足で進み、すれ違い、立ち止まり、会話を交わす
場なのです。
上記の夢で「そこに立ってカバンを整理していた」のは、
“抱えている責任を自分のペースで整理したい”
という心の表れであったのでしょうし、
他人の服をたたむ行為も、また「人との関係を整える」象徴で、
現実での心の再調整・リセットを示しています。
夢の本質は、「どちらの道を歩くか」ではなく、
車道と歩道をどう行き来するか
にあります。私達には
車道(社会):行動力・責任・成果
歩道(心の世界):人とのつながり・穏やかさ・癒し
⇩
外の世界で頑張る自分と、内面を整えようとする自分
どちらも大切です。
夢はあなたに、こう語りかけていたのではないでしょうか。
“ときには車道を離れて、歩道のペースで進んだっていい。”
忙しさの中でも、立ち止まり、荷物を整理する時間を大切にしましょう。
その一瞬が、次のステップへ向かうための「心の整備時間」になるのです。
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