一度刺激が与えられると、次々とその方向に流れていく
ドミノ(倒し)は、
牌を一定の方向に並べて
完成させます。
その達成感と、
それが美しく倒れていく光景を味わう遊び(ゲーム)
です。
この夢は、
その人の思考や感情、人生への反応の仕方が、
特有の方向に向かわせ
一つの美しい流れを作り出す
ことを告げています。
<私は、ドミノのような板(壁?)のようなものの上にいた。
上空で風がふくと倒れていく。
そのタイミングで、次のドミノへと飛び移る、
私は高所恐怖症だ。
だけど、必死で毎回次のドミノに飛び移り、しがみつき、成功するたびにひやひやしているが、
私の周りには、ドミノを軽々と飛び移り、どんどん前に進んでいく人たちの後姿が見える。>
夢主は、
「他の人たちが簡単にこなせるようなことでもひどく苦労し、努力が必要なことが多い。」
といいます。
夢主にとってのドミノは、決して「美しい流れ」なんかではなく、夢は
スリリングな流れの中で、スピードをあげて進み続けなくてはならない苦しみ
を表しています。
他の人は冒険のように楽しむことができているのに、
自分にとっては(障害)でしかなく、
どれくらい続くのかわからない課題の中にいる、
という気持ち、他の人からしたら小さな出来事が、大参事のように思えている可能性があります。
或いは、
ちょっとしたことから生じたネガティブな想像力が暴走している
のかもしれません。
次々と倒れるドミノに飛び移ることができる
のは、夢主の
強い精神力が、自身を支えている
のでしょう。
克服する力があっても、
一度「不可能だ」という心に支配されれば、恐怖で脚がすくみ、一歩も進めなくなります。
重要な情報や確信が得られずにいるのかもしれません。
信頼できる答えが見つかれば、私達は、それに基づいて行動を起こすことができます。
今の流れを止めるには、どこかで
考えを転換させる必要があります。
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