あなたの中に
癒されることのない、深い傷がある
こと。
屈辱的な気持ちにさせられ、
あなたの中の
か弱い、繊細な部分がとても傷ついていること。
レイプ犯は、他者の欲望や悪魔性のイメージ化であり、
被害者(である自分)は、
そうした存在によって、
人間的な欲求や感情を踏みにじられたり、
人間性を虐げられたという記憶
です。
悪魔性は、人の心の闇の部分、薄汚さや醜悪さであったりします。
夢には、誰かの自己中心的な欲望の
力に支配され、忍従を強いられた
という怒り
が重ねられているかもしれません。
歯を食いしばって堪えるしかない、という心の痛み、
人に表現しえない感情を胸に抱え続け、
苦しみ続けていること。
夢のシーンによっては、
心の傷と直面することを避けている
可能性もあります。
例えば、誰かがレイプされているのに、何もできずにいた夢であるとしたら、
それは、
心に傷を負った、という事実から目を背け、
(どうしようもなかったのだ、などのように)
クールに振舞おうとする心の表れ
であるでしょう。
私達は、理性的に生きてはいますが、
だいたいにおいて生理的で感情的な生き物であり、
自分が気づいていなくても、
強力な多くの影響力によって
縛り付けられている
ことがあります。
本当なら
泣き叫び、戦うか、逃げ出す
必要があったのに、それができず、
意のままにされてしまうこともあり、
あなたの優しさが自分の尊厳性を傷つけている、と知らせていることもあります。
束縛の外側に
争いたくない、という判断に逆らえずにいたり、
ある権威に抗うことができずにいる
など、見えない事情があるのかもしれません。
そうしたことが、
不合理なことも、引き受けて生きるしかないのだ、
などのような考えに陥らせ、自分を無力だと思い込ませてしまうことがあります。
「レイプされる」夢は、男性も見る
ことを考えても、
自分の尊厳性を守る
ことについて、真剣に考える必要があります。
自分の自然な感情を表現できる道を、
ゆっくり、
諦めずに探し続けることが大切です。
自分の中には、自らを癒し、
幸福を作り出す力がある、と知る
ことが大切なのです。
現実には起こりえないことですが、
「レイプ犯を好きになる」夢も、案外見る人がいます。この場合は、
男性の弱さを悟り、
レイプという状況を通して自己の強さを確認している
のです。
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