誰かに対する敵意を、直接的に表している
ことがあります。
夢の家族に対し、
キレたり、暴れたりする
夢を見る人も、案外います。
あなたや家族が、心の奥底で敵意を抱いている、というわけではなくて、
例えば、幼少時に嫉妬心や理不尽さを感じても、
道徳的な理由から、または特殊な事情により、十分に表現されないまま、
心の中にわだかまり続けている、などの可能性があるでしょう。
こうした否定的、且つ攻撃的な感情は、
一般社会の中では勿論、自由な感情表現が許されるはずの仲においても歓迎されず、
幼稚で醜いとみなされ、表現が許されないことが多いものです。
ですが、
例えば動物たちが
相手を威嚇し、自分を強く見せることで、
自分や子供の生命を危険にさらしたり、存続を危うくさせるものから
身を護ろうとするように、
攻撃心や敵対心は、本来
自分を守るために備わっているもので、
上手に表現する仕方さえわかれば、
正当に活用できるものなのです。
キレるのは、
そこに至るプロセスの中で
適切な表現方法を知らずにいるからで、そのままだと
より複雑な社会の中で
抑圧され続け、苦しみが増大することになります。結果、
滑稽な姿(ブチギレるなど)を人前にさらすことになったり、
事態がより深刻になっていく可能性もはらんでいます。
自分の中の攻撃性や敵意に「目をつぶる」のではなく、
感情を具体的に表現できるようにすること
が大切です。
夢の中で
あなたが敵意を向けていた「人」や「物事」について考えることには、価値があります。
それについて「知ること」は、あなたに有益な示唆を与えてくれるでしょう。
成熟した攻撃の仕方
を身に着けること、
洗練された仕方で怒りや感情を表現できることは、見ていても恰好よく、清々しいものがあります。
何より、自分の力で自分を守ることができる、という自信による品格が備わるようになります。
「誰かに対する負の感情が印象的な夢」 参照
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