仮面が、普段は眠っている別の人格を目覚めさせることも。
現実のお祭りなどに使われるお面は、各地の人々の
「多様に異なる」必要性
により創作されます。
夢の仮面も、あなたの生活上の必要からつけていた可能性があります。
本来の自分を隠し、他の者になり切ろうとしていること。
仮面といえば
ペルソナ
(その時々の場所によって自分の立場をその環境にあわせ、自分を変えること)
について考える人も多いと思います。そして、
夢は
自分の適応能力の高さ
を表しているのではないか、と考えたくなるかもしれません。
ですが、この夢が告げていたのは、
無意識の中でさえ、何者かになっていなければならないほど、あなたが
固定観念に縛られやすくなっている、
ということかもしれません。
あなたが、とても真面目
であるということ。
自分が決めたにせよ、人から決められたにせよ、
それに忠実に従っていなくてはならない
と思うのではありませんか。
真面目なあなたであるだけに、
要領よく対処しようとか、
「一応すませばよい」と、半ばいい加減な考えで、何かをなそうとはしないでしょう。
例えば、
家でも外でも「いいお母さん」とか、「立派な上司」役を実行し続けていて、
○○とは思われたくない、
という心理が働くのではないでしょうか。
そして、
規則正しく仮面をかぶり、それ相応に振舞おうとするも、
変に
力を入れ過ぎてしまったり、行き過ぎた行為となり、
他の人の目には奇異に映ってしまう、
ということがあるかもしれません。
仮面の夢は
自分の望む生き方を考える必要がある
と知らせています。
マスクもまた、同じような意味を持ちます。
「学校に行くとき、マスクをつけなさい、とお母さんに言われる」夢をみた人がいます。
このような夢を見たからといって、気に留めないかもしれませんが、
素を晒すことに抵抗がある
のではないでしょうか。
あなたは
何事にも慎重で、新しい環境に馴染むまでに時間がかかるのかもしれません。
外では静かで真面目な一面を見せているとしたら、
家では踊ったり変な歌を歌ったり、ひょうきんな人であるかもしれません。
あなたは他人に気に入られるために生まれてきたわけではない
ということ。
私達は、案外
状況に合わせて仮面をとっかえひっかえしています。
そうしているうちに、
ー今の自分が取り組んでいることは、本当に興味のあることだったっけ?ー
本当の自分がわからなくなってしまうこともあります。
本当の自分を知り、自分を大切に労わることが必要です。
我がままになれ、と言っているのではなく、
自分の特性を知って仕事を選んだり、
自分の性質(たち)を知り、居心地のいい環境・関係をつくっていく
ことが大切です。
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