「調和」とか「バランス」といった言葉が、しばしば
締めくくりの言葉として用いられることに、やるせなさを感じる
ことがあるかもしれません。
ことはそう、簡単ではない
のです。
調和とは、
「女性性と男性性」「明と暗」「聖と悪」「静と動」、
あなたが大人でも、子供のような心があり、子供の中にも「大人」がいる、
それら「反対の特質」を含めた、様々な側面が統合されている状態のことです。
もっというと、
あなたの中の動物(的行動様式)や植物(的プロセス)などの側面が、
あなたという人格に相応しい形で統合された、平和な状態
のことですが、
生きて成長し続けている限り、そのような状態にあるときは限られています。
私達には
よりよく生きたい、
という願望があり、
仏法でいうところの「中庸」
=「真ん中」ではなく、葛藤しながらよりよい方向を目指そうとします。
調和は、
不調や厄介な感情の基となる習慣に気づいて
追い払い、或いは熟練による
自己の再創造
です。
私達は、自身の力で、自分の中の戦士を奮い立たせながら生きている
のです。
この継続によって、あなたの日々は在り、
非常に高度な鍛錬によって成り立っている、
だけに、何かが欠けたり弱まると、崩れ折れてしまうのです。
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