走っているけど、景色は変わらない
努力しているのに、前に進んでいる実感が持てないとき
に見ることがあります。
夢の中であなたは、確かに走っていて、
息も上がり、足も動かし、汗もかいているかもしれません。
けれど、ランニングマシンの上では
どれだけ走っても、目に見える場所は同じです。
この夢は、
頑張っているのに状況が変わらない
努力しているのに成果が見えない
同じ課題を何度も繰り返している
どこまで続ければいいのかわからない
そんな心の状態を表しているのかもしれません。
仕事、就職活動、受験、資格の勉強、人間関係、家庭の役割など、
現実の中で「やらなければならないこと」が続いているとき、
この夢を見ることがあります。
走っているのに景色が変わらない夢
ランニングマシンの特徴は、
動いているのに、移動していない
というところにあります。
外を走っていれば、道や景色は少しずつ変わっていくのですが、
ランニングマシンでは、
自分の体だけが動き、周囲の風景はそのままです。
この夢は、
努力と成果が結びついていないように感じる状態
を表すことがあります。
たとえば、
何度も準備しているのに結果が出ない
面接や試験を受けても、なかなか先へ進めない
同じような仕事や作業を繰り返している
家族や周囲のために動いているのに、報われた感じがしない、
そんなとき、心の中では、
「こんなに頑張っているのに、私はどこへ向かっているのだろう」
という思いが生まれているのかもしれません。
ランニングマシンの夢は、
その思いをとてもわかりやすい形で見せてくれる夢です。
自分を鍛えようとしている夢
一方で、ランニングマシンは、
体を鍛えるための道具でもあります。
実際、あなたは何かに向けて努力しているのかもしれません。
新しい仕事に慣れようとしている。
試験や面接に備えている。
自分の弱さを克服しようとしている。
今より強くならなければと思っている。
そうしたとき、夢の中でランニングマシンに乗ることがあります。
ただし、夢の印象が苦しいものだったなら、
それは前向きな努力というより、
鍛えなければならない
止まってはいけない
もっと頑張らなければならない
というプレッシャーが強くなっている状態かもしれません。
誰かに走らされている夢
自分の意思でランニングマシンに乗っている夢なら、
努力や自己管理の意味が強い
けれど、誰かに乗せられていたり、
周囲から促されて走っていたりする夢だとしたら、
自分の意思よりも、外からの期待や要求で動いている状態
にあるのかもしれない、
やらなければならない。
期待に応えなければならない。
途中でやめるわけにはいかない。
休んだら置いていかれる気がする。
そんな思いが強くなると、
夢の中では
「走らされる」という形で現れることがあります。
応援されていても、励まされていても、
本人の心が疲れているときには、
その言葉さえ圧力に感じることがあります。
「頑張って」
「もう少し」
「次はこれをやってみよう」
そんな言葉が、夢の中では、
止まることを許されない空気として表れるのかもしれません。
ランニングマシンが止まらない夢
ランニングマシンが止まらない夢だとしたら、
休むタイミングを失っている
可能性もあります。
本当は少し休みたい。
でも、ここで止まったらまずい気がする。
一度止まったら、もう戻れない気がする。
周囲に迷惑をかける気がする、などなど。
この夢を見たときは、
自分がどれだけ走ってきたのかを、一度振り返ってみてもいいのかもしれません。
本当に足りないのは、努力でしょうか。
それとも、
努力を続けるための休息
なのでしょうか。
実例:たぬきに応援されながら走る夢
大学生の頃、薄暗く不気味な森の中で、ランニングマシンに乗せられる夢を見ました。
周囲には、人語を話すたぬきたちが集まってきます。
たぬきたちは可愛らしい声で、口々に応援してくれます。
でも、私は、その応援を不気味に感じていました。
ランニングマシンなので、走っても景色は変わりません。それでも、たぬきたちは増え続けます。
そのうち、たぬきたちは他のトレーニング道具まで運んできて、次はこれ、次はあれ、と指示してきます。
私は逃げられないまま、ひたすら指示通りに自分を鍛え続けます。
そして最後に、
「もういやだ」と口にしたところで、目が覚めました。
この夢は、当時の就職活動の不安や焦りと重なっていたようです。
何度も面接の練習をし、
何度もエントリーシートを書き、
スーツを着て、ヒールを履いて、
必死に走り回っていた時期。
周囲の人や会社の人は、優しく声をかけてくれたかもしれません。
けれど夢主の心には、
評価されている
見られている
止まれない
逃げられない
どこまで頑張ればいいのかわからない
という緊張があったのでしょう。
この夢のランニングマシンは、
努力しているのに前進感がない状態
を表していたのだと思います。
そして、たぬきたちの応援は、
励ましのようでありながら、同時にプレッシャーにも感じられる周囲の声
を表していたのでしょう。
ランニングマシンの夢を見たときは
この夢を見たときは、
自分は今、何に向かって走っているのか
見直してみるとよいかもしれません。
本当に自分が望んでいる方向へ進んでいるのか。
それとも、周囲の期待に応えるために走り続けているのか。
努力は大切です。
けれど、努力しているのに景色がまったく変わらないと感じるときは、
やり方や環境、休み方を見直す必要があるのかもしれません。
走り続けることだけが、前進ではない、
夢はそう伝えていたのかもしれない、
ときにはランニングマシンから降りて、
自分の足でどこへ向かうのかを選び直すことも、
大切な一歩になるのでしょう。


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