アイドルが来るだけで、盛り上がる
手っ取り早く興奮させてくれる存在。
毎日が似たようなことの繰りで、冒険に富んだ出来事が起こらないとき、
「刺激的なことが欲しい」、「積極的に生きたい」
という気持ちから見ることがあります。
ポジティブな気持ちになれるものを探しているのかもしれません。
アイドルは「idol」=偶像であり、
(平安時代において小野小町がもてはやされたように)、いつの世にも
その時代に生きる人達が要求する偶像(崇拝の対象)は必須なのです。
肯定的には、
自分の中の光に視線を向けている、
ということ、
自分の魅力を引き出したい、
という思いも重なっているのではないでしょうか。
否定的には、ある種の飢餓状態に陥っていること。
意欲を上げるための何かが欠けているような状態です。
生きる意味を感じられない
など、厭世的な気分にあるのかもしれません。
夢のアイドルに見ていた
美しさとか、エンターテイメント性とか、装い、男性的だとか、女性らしさ
とかのアピールポイントは、自分の中で意識しているもの、
他の人々の要求にこたえようとする側面です。
それは、例えば「人を引き立てるのが上手」であるとか、気づきにくいことであるかもしれませんが、
そうした力を、自分を活性化させていくために使っていきましょう。
誰の中にも、明るい光があって、それはアイドルのように
自分を幸せにし、癒し、笑顔にさせ続ける
性質をもっているのです。
コロナで自粛生活を余儀なくされた時期、アイドルが登場する夢を見た人がいます。
「アイドルという、自分にとって遠い存在の人が
クラスメイトだった。
ただ、リモートでしか会えず、対面で会う事はできなかった」
という夢でした。
悲観的な見方をすれば、
「アイドルは、やっぱり遠い存在」という気持ちになってしまうかもしれません。
けれど、「『リモート』で会った」、ということにフォーカスすれば、
夢のアイドルは
過酷な現実を乗り越えるための力
と解釈することができます。それは、
実はあなたの中のアイドル的な一面で、
「日常生活に大きな影響を与える何かが起きても、
その時々でできることを模索しながら、
できる限りのパフォーマンスで元気を届けようとする力」
だったのかもしれません。
一夜にしてアイドルになる人はいないように、
もてる才能を活性化させるためには、
それら才能を使いこなす
力を養う段階があります。
ときにはリスクを冒す覚悟もいるし、一歩踏み出す勇気も必要です。
そうして、行動を起こせるだけの自信をつけたとき、
観る人の目をひきつけ、
魅了してやまない吸引力と輝きを放てるようになる
のではないでしょうか。
ただ、
「待っているだけでは」
刺激的な何かを経験することはできないよ、
元気や癒しの力を得て、未来へ向かって進むよう、告げていたのかもしれません。
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