変化にしなやかに適応する/心と身体のバランスを取り戻す

ヨガの夢は、
自分の心と身体のバランスを、もう一度取り直そうとしている
ときに見ることがあります。
人生は、ようやく何もかもうまく収まったと思ったころに、
また新しい形へと動き始めることがあります。
仕事が変わる。
住む場所が変わる。
家族の形が変わる。
人間関係が変わる。
あるいは、自分自身の考え方や生き方が、
以前とは少しずつ違ってきていることもあるでしょう。
そんなときに必要なのは、
今までの形を、かたくなに守り続けることではなく、
変化した状況に合わせて、自分の姿勢も少しずつ変えていくこと
なのかもしれません。
ヨガは、ただ身体を曲げたり伸ばしたりする運動ではありません。
呼吸を整え、
身体のこわばりに気づき、
無理のないところを探しながら、
少しずつ自分の中心へ戻っていくものです。
人生も、それによく似ています。
無理に踏ん張り続ければ、
かえって身体も心も固くなってしまいます。
けれど、
少し力を抜き、
いまの自分に合った姿勢へ変わることで、
以前より安定して立てることがあります。
つまりヨガの夢に表れている「柔軟さ」は、
弱さではなく、変化の中で折れないための強さ
なのでしょう。
ヨガをする夢
夢の中で自分がヨガをしていたなら、
あなたはいま、
自分のペースを取り戻そうとしているのかもしれません。
焦りや不安、
周囲から求められていること、
これまで「こうしなければ」と思ってきたこと。
そうしたものから少し距離を置き、
私は、本当はどんな状態なら心地よいのだろう
と、自分自身に問いかけ始めています。
ヨガでは、人と同じ形になることよりも、
その日の自分の身体に合ったところを探していきます。
夢の中でも同じです。
あなたは、
誰かと同じ速さで進むことではなく、
自分にとって無理のない生き方
を探しているのでしょう。
身近な人がヨガをしている夢
夢の中で家族や友人など、
身近な人がヨガをしていたなら、
その人自身に、
以前とは違う変化が起きていることを表す場合があります。
あなたがその人を見て、
「以前より落ち着いた」
「自分らしくなった」
「少し自由になった」
と感じていることもあるでしょう。
また、その人の姿を借りて、
あなた自身の中にある
もっと自由に変わってもいい
という気持ちを描いていることもあります。
ヨガの夢を見た実例
ヨガ教室にいました。
自分自身がヨガ教室を開いているのですが、
そこが自分の教室だったのかどうかは、はっきりしません。そこには母もいて、
なぜか髪をピンク色に染めていました。現実では考えにくい姿なのに、
不思議なくらい、その髪色が似合っていました。
この夢を見たころ、夢主は
実家を手放すことになり、
家族はそれぞれ新しい生活へ向かい始めていました。
これまで当たり前だった生活の形が変わり、
新しい環境の中で、
それぞれが自分の居場所を作り直していた時期です。
そんなときに現れた「ヨガ教室」は、
単なる運動の場所ではなく、
新しい人生に合わせて、自分を整え直す場所
だったのでしょう。
そして、とても印象的なのが、
母親の髪がピンク色になっていた
ことです。
以前とはまったく違う姿なのに、
夢の中では、
「変だ」と感じるのではなく、
とても似合っている
と感じています。
これは、
人は、以前とは違う自分になってもいい
ということなのかもしれません。
生活の形が変われば、
人の役割も、
考え方も、
似合うものも変わっていきます。
以前の自分に戻ることだけが、
幸せなのではありません。
変わった環境の中で、
今の自分に似合う新しい姿を見つけていく。
そんな心の動きが、
ヨガとピンク色の髪という、
二つの印象的なイメージになって現れたのでしょう。
うまくポーズができない夢
ヨガをしているのに、
身体が固くて思うように動けない。
バランスを崩してしまう。
周囲の人と同じポーズができない。
そんな夢であったなら、
現実でも、
変化についていこうとして、少し無理をしている
可能性があります。
誰かのペースに合わせすぎてはいないでしょうか。
「早く慣れなければ」
「ちゃんとしなければ」
「以前と同じようにできなければ」
と、自分を急かしていることもあります。
けれどヨガでは、
無理に身体を曲げればよいわけではありません。
今日できるところまででいいのです。
人生の変化にも、
同じことが言えるのでしょう。
気持ちよくヨガをしている夢
ヨガをして、
身体が軽くなった。
呼吸が楽になった。
心地よかった。
そんな夢なら、
あなた自身がすでに、
新しい環境との付き合い方を見つけ始めている可能性があります。
問題がすべて解決したわけではなくても、
以前より少し、
自分に合った力の抜き方がわかってきた
のでしょう。
人生には、
力を入れることで乗り越える場面もあります。
けれど反対に、
力を抜くことで、
はじめて前へ進める場面もあります。
ヨガの夢を見たときに考えてみたいこと
ヨガの夢を見たときは、
こんな問いを自分に向けてみてください。
私は、どこで力みすぎているのだろう。
何を以前と同じ形に戻そうとしているのだろう。
いまの私にとって、一番楽に呼吸できる姿勢はどこだろう。
変化することは、
それまでの自分を否定することではありません。
そのときどきの人生に合わせて、
少しずつ立ち方を変えていくことです。
もっと頑張りなさい、柔軟になりなさい、
ということではなく、
少し力を抜いてもいい。
今の自分に合う姿勢へ、変わっていってもいい。
そうして、
新しい人生の中で、
あなたなりのバランスを取り直していけばよいのだと思います。



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