気に入らないそれを修正したい
「よく見ると、それは○○だった」、「よく考えると、おかしいと気づいて」、
ハッとする夢を見ることがあります。
ある男性は、
「これで、ようやく結婚できるね」と言いながら彼女と歩いていたが、
「よく考えると、
その人のことを何とも思っていなかったことに気づいた」そうで、夢主は
実生活で早く彼女がほしいと思っていたことや、
英語力の高い先輩に憧れの気持ちをもっていたことが、
この夢を見せていたのではないか、と解釈しています。
あなたの
「欲」や「のぞみ・ねがい」と関わっているのですが、それは
タテマエや遠慮など、ある層と矛盾し合って
ただひとつの理屈で一刀両断できない、
そのせいで、状況が
思いどおりに展開しない、と感じていることが、あるのかもしれません。
否定的には、変化を強く求めているものの、
どう働きかけたところで、良い変化が生まれるはずはない
と思っている、或いは
あなたの理性的な部分が断固認めようとせず、
日常の、ある側面の立て直しに取り組むことができずにいる
可能性があります。
あなたが
順応性が高い人であると、なんとなく居心地が悪い状況にあっても、
その状況に慣れようと考えるかもしれない、でもそれは
「満足感に欠ける状況にずっと我慢し続けよう」とするのと表裏一体で、
今起きていることを受け止めつつも、考えたり、奮闘したり、求める気持ちなくして
物事は変化していきません。
物事がはらむ不整合や、利他の矛盾と向き合っている
可能性もあります。
悪い印象を抱いていたものが、「本当は良いものだった」という夢なら、
満足のいく修正が加えられた可能性があります。
「悪さをすると思っていた猫が、実はよい猫で、
首に沢山のお守りをつけた綺麗な目をした猫で、ご利益を感じた」とか、
「恐ろしく感じていた人が、親切にしてくれた」などの夢を見る人がいますが、
これまでと事情が変化してきた、と感じている可能性があります。
人の善意や厚意によって、心のどこかで求めていたことが叶い始めたか、
物の見方を変え、新たな高みに焦点を合わせられるようになった
可能性があるでしょう。
私達は、目のまえの現状を眺めただけで、それが全体像だ、
それ以外のなにものでもない、
と思い込んでしまうことがあります。でも、
果たしてそうなのか、この夢を見て「考えなおす必要があるかも」、
と思ったら、あなたが
確信を持っている、と思っていることのなかに、思い込みを根拠にしていることはないか、
考えてみましょう。
現状への対処に追われているせいで、水面下で進行していることに気付かない
こともあります。
「見る」(傍観者)「主体者を見る」も参照してみて。
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