自首する

夢の意味行為

罪悪感を超えて、真実の自分を取り戻すとき

“自主する夢”を象徴するモノクロの男性像。電話で誰かに打ち明けようとする姿が、真実を語る勇気と心の葛藤を表現 / dream of confession and inner struggle夢の中で「自主する」「警察に行く」「罪を告白する」といった場面を見ると、

多くの人は「自分のしてきたこと」を思いめぐらせ、不安に駆られます。

あれは、それだけ重い罪に相当するのだ、と。

 

あなたが考える何かが関係しているとしても、

夢の世界での“自首”は、現実の犯罪とはまったく異なる象徴を持ちます。

それは、

自分自身に対して正直になるということ、

無意識の奥で抱えてきた罪悪感や秘密を、

「もう隠さずに、光のもとへ出そう」という心の成熟のあらわれ

であり、自首を促されるのは、

あなたを裁くためではなく、自由にするため

といえます。

 

私は、過去に「殺し屋の黒幕だった」という記憶を思い出しました。

私はある時期、人にはいえない、とてもひどいことをしていました。

それを長年隠してきたけれど、娘に発見されて知られてしまう――という展開でした。

そして、私は「もう隠せない」と思い、自主を決意しました。

この“隠していた過去”とは、心理的に言えば、

**自分が見たくなかった側面(影)**を意味します。

怒り、嫉妬、支配欲、罪悪感――

そうした感情を「見たくない」と心の奥にしまい込む、

(「殺し屋」=自分の中で抹殺してきた、ひどいやり方で。という意味かもしれない。)

それらはやがて「秘密」や「罪」のように感じられるのです。

自主する夢は、

そうした抑圧された自己を解放する瞬間を描いています。

 

夢の中で、自主する相手が「警察」なのか、「家族」なのか、

あるいは「見知らぬ誰か」なのかによって、意味は微妙に変わります。

警察に自主する → 社会的ルールや倫理観に基づく“自己裁定”

家族や身近な人に打ち明ける → 感情や人間関係の修復

誰にともなく自主する(象徴的) → 自分自身への赦し、魂の告白

上記の夢の場合、夢主が「聴き手」に選んだのは4女でした。

ここにも意味があったわけで、4女は物静かで、癒される人柄であるということでしょう。

彼女は、私を責めることもなく、ただ静かに聞いていた、

その沈黙の優しさこそ、夢の中での“赦し”の象徴だったのかもしれません。

「もう隠さなくていい。あなたの真実は、誰かに理解される準備ができている。」

夢は、こう語っていたのかもしれません。

 

自主する夢の背景には、深い罪悪感が潜んでいます。

しかし、それは「悪いことをした」という意味よりも、

「自分がこうあるべきだったのに」と感じている理想と現実のギャップ

の苦しみであり、

心が“本当の自分”から離れてしまったときに生まれる「痛み」です。

夢の中でそれを“自首”という形で表現するのは、

その痛みを通して再び“自分に戻ろう”とする魂の働き、

あなたは、

私は、私を取り戻します

と誓いをたてているのです。

 

この夢に限らず、

夢の中で「もうおしまいだ」と感じることがあります。

けれど、

実際にはそれが“始まり”であることが多いのです。

 

罪の終わりは、罰によってではなく、理解と受容によって訪れます。

この夢は、

「今ここ」から、生まれ変わりたい、という意識

の表れといえます。

 

自主する夢には、真実を受け入れる強さを必要とします。

どんなに重く見える記憶も、赦しの光が宿ることで、

「あなたの一部」として癒えていくようになります。

過去の犯罪 参照

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