服従しすぎても、気まま過ぎても辛い思いをする、自立のための試行錯誤が描かれる
傷ついた野良犬=支援を求める心の反映

夢に登場する「野良の動物」は、
肯定的には生存能力の高さ、すなわち
「自立心」の象徴といえます。
一方で、
傷つき、見捨てられ、怯えている犬が現れる場合、それは
支援や保護を求めるあなた自身の心の声を示している
可能性があります。
ときに、横暴な権力者の気まぐれが、
あなたの穏やかな生活を脅かしている可能性もあります。
そんな状況から抜け出すよう、夢がメッセージを送っているのです。
「野良グマの子を助ける夢を見た」
という子どもの例があります。
本来なら「野生の熊」と言うべきところですが、
その夢に出てきたクマは「小さくて」「頼りない」存在として描かれていたため、
ここでは夢主の言葉をそのまま「野良グマ」と表記します。
夢主はその小さなクマを安全な場所に連れて行き、
悪者から守るためにあらゆる手を尽くします。
つまり、
自分の中にある弱く傷つきやすい部分を守り育てようとする姿勢
が、夢に投影されていたのでしょう。
ここで映し出されているのは、
自分の中の弱く傷つきやすい部分を、守り育てようとする力
です。
この力はまさに、自立の始まり。(→「助ける夢」につながるテーマ)
大人が見たとしても、
私たちは自分自身の親となり、自分を安心させる手立てを考える必要があります。
私たちは本来、
「ここぞ」というときには行動できるだけの力も、意志の強さも持ち合わせています。
それでも、状況を理解しながらも見過ごし、その力を使わないことがあります。
関心はあっても、「自分には無理だ」と自分自身を制限している
からかもしれません。
野良動物が弱々しく登場する夢は、
その“眠っている力”を呼び覚ますサインであったのかもしれません。
夢に出てくる野良の動物が、
人々から疎まれたり追い払われるなど、否定的な展開を迎えることがあります。
その場合、その動物は
-
力を誇示したい欲求
-
見栄っ張りな態度
-
繊細すぎる心
-
他者への配慮の欠如
といった“アンバランスな自立心”を象徴することがあります。
自分では「自由に生きているつもり」でも、実は自立が裏目に出て、
人との関係を拒む方向に働いてしまう
ことがあるのです。
自分の意志で自由に生きているつもりが、その実 自立心が裏目に出て
他者との関係性を断ってしまっていることがあります。
本来、社会の中で「居場所」を得るためには、
他者に貢献し、豊かさを分かち合おうとする姿勢が必要です。
この場合、夢が伝えているのは
自立に関わる能力の成熟です。
それは単に「自分を守る力」だけではなく、
人への配慮や貢献を通じて、社会の中で支援を得る力
でもあるのです。
攻撃的な犬 かくまう 参照



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