何かを「出す」(書き出す、見出す、聞き出す・・いずれも)のは、
はっきりと認識する、意識されるようになる
ということ。
蓋が閉まっていて「出せない」とか、扉があかない夢だとしたら、
切望しているにも関わらず、
なかなかそれが手に入らない、手に入れられない運命を意味している
可能性があります。
「外に出る」のは、あなたが、
慣れ親しんでいる習慣や
「自分の普通」を超えてゆこうとしていること。
現実には、何らかの事情で家にいることを強いられているとしても、
外に向けて心を解放しているときは、
必然的に
他者の会話や流れてくるアナウンス、鳥の鳴く声が耳に入ってきますし、
ほかの人の動作りが目に入り、それによって何かを感じます。
自分をアピールしたくなれば、一人でいる時には言わないようなことを言ったり、
家ではやらないことをやったりもするでしょう。
そうして他の影響を受け、感覚が刺激されることで、
あなたの中で眠っていた何かが目覚めてゆきます。
私達は、そんなことを考えもせずに家の外へとでてゆきます。(とりわけ子供は。)
そして
歩き、バスや電車に乗り、何かに出逢い、話かけられたり、伝えたりしながら
私達はいまを越え、
新たに発見した自由をもって、自分を表現していけるようになってゆきます。
また、
人生に対する見方を変えてゆきます。
ある人は、
「長い間、家の中に拘束され続ける」という夢を見ました。
ある日、家の人が留守になることを知り、そのチャンスに外に出ることを決意、
見事脱出に成功するのですが、出た途端、
武器を手にした人達が夢主めがけて押し寄せてきます。
夢主は、恐ろしさのあまり家に戻り、再び「拘束される」ことを選んだ
のでした。
あなたがこのような夢を見たのだとしたら、
これまでの習慣を
断ち切ることができずにいる
のかもしれません。
外に出ようとするあなたを、過去の苦い記憶が「そうさせまい」とするのかもしれません。
「武器を持った人達に襲われる」のは、
心のどこかで「予期せぬ出来事」「ハプニングが訪れる」ことを感じ取っている可能性もあります。
夢の中で「元に戻る(戻す)」ことができれば、問題が起きなくて済む
わけですが、上記のように「拘束され続ける」道を選んだとしたら、
「葛藤できない」魂は成長していくことができないでしょう。
「出る」のは、何かの影響下から「出る」ということでもあり、
それによって、
これまでは気づかなかった可能性や才能などを認識することがあります。
上記の夢主は、
現実には「ご主人の赴任先に同行する」という選択は見送りましたが、
「自分の人生」について考える契機となり、
他の仕方で自発的にー他者と関わっていくようになりました。
あなたに生まれつき備わっている能力を活かすことで、更なる扉を開き、
自身の人生をより良くすることができるだけでなく、
周りの世界にも良い影響を与えることができます。
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