一つには、
あなたの現状、私達の人生のステージ
を表わしています。
私達は自分の人生を演じている一人の役者です。
今のあなたには何か衝撃的なことが起きていて、
現実をそのまま受け入れて生きるべきか、
相互の関係から考察しているのでしょう。
監督には、在る思惑があり、
照明やカメラアングルを巧みに操り、観客を誘導しますが、
当事者が客観的になるのが難しい
のです。
あなたは、現実で味わった善悪・幸不幸・美醜を夢で一つのストーリーに仕立て、
再現して賢明に向き合おうとしているのではないでしょうか。
「友人と映画館に入り、延々とタコが動くのを見ていた」
この場合は、「タコ」がテーマであることがわかります。
自分なら、夢の映画のタイトルをどうつけますか。
「タコの力」？
私たちは皆、自分なりのやり方でこの世界を理解しようとしています。
アクション満載の冒険物語になることもあれば、ロマンスにもなります。
展開を左右するあなたの影響力は、思っている以上に大きい
のです。
感情移入させられるかどうかは、
自分の力量にかかっています。
自分の「理想」が映画化されている
可能性もあります。
ただ、それはやや強引で恣意的です。
創り出した全体像にうまく適合しない内容は、うまくカットしてしまうでしょうし、
実際よりも良く見せるために、特殊効果を使うことだってあります。
あたかも、仕上がった作品が実像であるかのように
自分にも他の人にも思い込ませようとします。
本編に映り込まなかった不愉快なシーンこそが、他の作品と一線を画すための
欠かせないシーンであったりするのです。
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