破壊される

割れた窓ガラス
夢の意味行為

私の平和を守るために、壊さなければならない=心の壁を破り、新しい習慣を取り入れる必要がある。
車が壊される」 でも記述していますが、

破壊の夢に、

「変化の必要に迫られている」心

を読み取ることがあるかもしれません。

 

何が訪れるにせよ、できれば

礼儀正しくドアをノックし、その到来を告げてほしいものですが、

現実には

いきなり押しかけてきて、

不可抗力としか思えない事態によって無理やり状況を一変させられる

ことのほうが多いように思います。

 

破壊の夢というのは、

たいていある意識の変化に伴っていて、

もっとよい人生のために必要な第一段階であることが少なくないのです。

 

ガチャン、

突然大きな音がして、部屋の窓が大きく割られた。

私は最近、中古だがちょっと大きめの家を買い生活していた。隣の家も、なかなか大きな家で、
どうしてか、私達がきたことを不愉快に思うらしく、
取り立てて迷惑になるようなことをしていないのに、隣人の男性が、うちめがけてなにかを投げてきたのだ。
さすがに、私も抗議にいく。
でも、逆上させないよう、おだやかに。(何を投げたかは最後までわからない)

『私はあなたに何か迷惑なことをしたでしょうか。私は普通に生活しているだけなのですが。』

ガラスを割った当人は、家族の後ろのほうで聞いているが、何も言わない。

私はそう言って帰るのが精いっぱい、

家に戻り、主人と話しあおう、と考えながら(壊された窓から)外を見る。

隣人がガラスの破片を拾っている姿が目に入った。もしかしたら、反省の心が生じたのかもしれない。

 

夢であっても、

何かが破壊されるシーンというは想像する以上に衝撃的で、危機感があり、

問題をはらんでいるように思える

ものです。

心の平衡を欠くような出来事が

何かあったのかもしれない、

誰かに侮辱され、怒りを感じていたり、無力感に陥っているときには、

爆弾」によって破壊される夢を見ることもあるでしょう。

 

加害的にしても被害的にしても、私達の心の中にある

怒りや憎しみ、恨みなど、抑圧された攻撃的感情は、同じ根のもので、

それを直接的に表現するか、間接的に

ー他人が自分を襲うように表現するかの違いなのです。

 

また、上記の夢のように、

「そのあとの対処方法」に注意が向いている夢には、

自分や他人を守るために、

何をしたか、何をするべきだったのか、

最善の解決を目指すには、どうすればよいのか、

より強くなるために、心の力を発揮する方法を学ぶ必要がある

ということなのかもしれない、

要は、

自分が満足のいくかたちで解決できるかどうか

なのです。

 

例えば、

ケンカのきっかけを作りたくないから、という理由で、

或いは

出された料理がまずいけれど、せっかく作ってくれた人にけちを付けたくない、という理由で

礼儀正しく対処しよう

と、私達は考えることがあります。

ただ、そうして悪感情をすべて包み隠してしまうと、

相手はこちらが気に入らないものを気に入ってもらえた、と思い込み、

その結果、これまた不愉快な思いをすることになるわけで、

気づかずにいることをうまく伝えること、

気持ちを尊重しつつも、本心を伝える

ことが大切でしょう。

 

愛想笑いでごまかす、我慢する、逃げて回避する、といった

どちらかというと平和的な解決方法を選びがちな人の場合、そうしたことも「試練」となるかもしれない、

ただ、私達は

過去手に負えないと感じていたことも、ひとつ教訓を得るごとに力をつけ、

不安のレベルを下げてきました。

上記の夢のように、ときには勇気を出して脅威の正体に向き合ったら、

思っていたよりも脅威ではない、と気付くこともあります。

現実には

どうにかこうにか、「心の力」をかき集め取り組むしかないわけですが、

そうしていく中で、

自分の内外にある破壊的なものに対処する手がかりをつかみ、

ものごとを制御し、自分に有利に働かせてゆけるようになります。

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