感情にとらわれていたところから一歩抜け出し、少し高いところから物事を見られるようになった。

夢の中にとんぼが現れたとき、
あなたは、ある出来事に対して抱えていた
割り切れない思いや感情から、少し離れられるようになってきた
のかもしれません。
これまでは、
頭ではもう済んだことだとわかっているのに、
心だけが何度もその場所へ戻ってしまう。
あるいは、
まだ起きてもいないことを想像し、感情だけが先へ先へと飛んでいく。
そんな状態にあったのではないでしょうか。
傷つきたくなかったから。
もう同じ思いをしたくなかったから。
心の中でいろいろな可能性を考え、自分を守ろうとしていたのでしょう。
けれども、
いつまでも感情の中だけを飛び回っていると、
「今、ここ」で実際に起きていること
が見えにくくなってしまいます。
夢のとんぼは、
そうした感情の学びをひとつ終え、
以前とは違う高さから物事を見られるようになったこと
を表しているのでしょう。
同じ出来事を思い出しても、
以前ほど心を揺さぶられなくなっている。
相手の立場も、自分の気持ちも、少し離れたところから眺められる。
「あの経験には、こういう意味もあったのかもしれない」
そんなふうに考えられるようになっているのかもしれません。
それは、
必要なプロセスを通り、その経験から得たものを自分の智慧に変えた
ということなのでしょう。
夢はあなたに、
済んでしまったことに使っていたエネルギーを、これからへ向けていこう。
想像の中だけではなく、今、自分の身体がいる場所で起きていることを生きていこう。
と伝えているようです。
また、とんぼは昔から「勝ち虫」とも呼ばれ、
後ろへ退かず進んでいく「不退転」の精神を重ねて見られてきました。
これは、とんぼが実際に後ろへ飛べないという意味ではなく、
その姿に人々が託してきた象徴です。
夢の中のとんぼにも、
もう過去へ戻るのではなく、ここから先へ進んでいこう
というあなた自身の気持ちが映されていることがあります。
何もなかったことにして前へ進むのではありません。
迷ったことも、傷ついたことも、考え続けた時間も持ったまま、
それらを経験として自分の中に収め、次へ進んでいく。
夢のとんぼは、
そんなふうに少し身軽になったあなたの心を表しているのかもしれません。



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