現在の経験からもう一つの新しい経験の世界へ
夢の国境は、
今とは別の世界に行くために、越えなければならない場所
です。
何か新しいものを求めていること。
一つの心の世界から異質の新しい世界へ行かねばならない
という意味で、
生と死の境界線を示していることもあります。
飛行機に乗って海外に行く(いつの間にか超えている)
夢であったのに、
着いたと思っていたら、なんのことはない、元の場所だった、とわかったり、
「動物がしゃべる」夢でも記述したのですが、
飛行場を降りたってすぐトラに追われ、元の場所にそっこう逃げ帰ろうとする
夢を見る人もいます。
取り組み始めたはいいけれど、予想外の問題が浮上し、それを乗り越えなくてはどうにも進めない
といったところでしょう。
森の中で彷徨う夢であったりもするでしょう。こうした
生命の危険にさらされる
と感じるような夢は、たいてい
(その世界について、よく)知らない人が入ったら、出てこれない、
と思うような
未知の世界へ入っていこうとしているときの緊張感
を表しているでしょう。
準備していとりかかることの難しさや、不用意さ
について知らせていることも多く、
自分の中に、何も問題はない
と思っていることの中に、そうしたことが原因して、問題を引き起こす
可能性がある、と知らされている、
或いは、
新しい世界になかなか入っていけない焦燥感と葛藤
の表れで、
希望はもっているのだけど、自分が思い描いているより
難しい問題に取り組まなくてはならない
ことを暗示しています。
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