ねばついて不愉快
ナメクジやタコなどの軟体生物は、たいてい
「つかみどころのない」、「得体のしれない」ものを象徴しています。
現状向き合っている問題には、
自分や、身近な人物の「やっかいな感情」が絡んでいることを告げています。
ナメクジが否定的な印象を持って夢に登場したら、
自分の中の、本来の肯定的能力
ー 地道に、粘り強く進んでいく力
が損なわれている
ような状態です。
「ナメクジに塩」ということわざの通り、
不得手なものを前に、すっかり元気をなくしてしまっているのです。
辛い気持ち
を表していることもあります。
あちこちにナメクジがいて、それを退治するような夢は、
辛い気持ちを殺している→気丈に振舞って、気持ちを押し殺している
のかもしれません。
巨大なナメクジが侵入してくるような夢は、
自分は今、
途方もなく大きな課題の前に立たされている、
という気がしているのでしょう。
人生のある一時期をそれと向き合い、
根気よく作業せねば解決しえない
と感じています。
ナメクジが登場して嫌な思いをするのは、
できれば見なかったことにしたい、
という思いがあったり、
長引くだろうと思う問題について考えさせられ、
イライラしたり、嫌気がさしているから
なのでしょう。
けれど、解決するには、目を背けずに見る以外なく、
事はそうそう自分の思い通りにはいかないのだ、
と受け入れ、
腰を据えて向き合うことで、
思いがけない形で消滅し、解放されることもあります。
この夢は、そうして
覚悟すること、
或いは、成り行きに任せることで、
ある時から自然に解決に導かれることを示唆しています。
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