本当は私に使う権利があった/許可したわけじゃない/横取りされた気分
夢の中で使われたものが、食べ物や日用品、服、車、お金などであったとしても、
それは単なる「物」ではなく、
自分が大切にしていたもの
自分のために残しておいたもの
必要なときに使おうと思っていた余力
を表していることがあります。
買い置きの冷凍食品を使われる夢
夢の中で、私は買い置きしていた冷凍食品を、娘に使われて憤慨していました。
私の留守中に、彼女は自分の息子のために冷凍のコロッケを揚げ、サラダを添えて、とても豪華な一品に仕上げていました。
別に怒るようなことではないのですが、それは私がわざわざ選んで残しておいたもので、むしょうに腹がたってしまったのです。
私は、自分ではまだそのコロッケの封も開けておらず、別の娘の子にも味見させました。
すると、「もっと外がカリッとしている方がいい」「コーンが少し多い」などと言われ、その子に合わせて揚げ方を工夫しました。
男の子にはだめで女の子にはいい、ということではないのですが、女の子の方をどうしてもかわいいと思ってしまうところがあるのかもしれません。
この夢を見た日の現実の状況は、次のようなものでした。
休みの間泊まりに来ていた二人の娘の子供を送り届けました。
やれやれ、これでひと段落。今日はゆっくり寝ようと思っていた矢先に、もう一人の娘から子供を預かってほしいと依頼されます。
「夕ご飯を食べさせて。宿題をさせ、明日のテストに向けて復習もさせておいて」と。
「丸投げされた」と思ったものの、結果的には楽しい時間になりました。
夢の中の怒りは、物そのものへの執着というより、
「私の都合は聞かれなかった」
「私が残しておいたものを、当然のように使われた」
「私なら何とかしてくれると思われている」
という気持ちから生まれているのでしょう。
この夢で大切なのは、
同じものでも、勝手に使われると腹が立つ
という点です。
人は、自分から誰かにしてあげたいと思ったときには、自然に工夫できます。
相手に合わせて考えたり、少しでも喜んでもらえるように手を加えたり、
むしろその時間を楽しめる、
けれど、それが
頼まれたというより、丸投げされた
相談されたというより、当然のように任された
感謝される前提ではなく、便利に使われた
と感じたとき、心の中には不満が残ります。
夢の中で「自分のものを勝手に使われた」と感じるのは、
あなたの中に、
もう少し私の気持ちを尊重してほしい
私の都合も聞いてほしい
私を便利な存在として扱わないでほしい
という思いがあるからかもしれません。
夢の中で勝手に使われたものは、
食べ物なら、誰かを養う力。
お金なら、現実的な余裕。
車なら、自分で動く力や行動力。
服なら、自分らしさや人前での立場。
道具なら、あなたの能力や経験。
特に、家族や身近な人に使われる夢の場合、
本当は助けたい、でも
いつも当然のように頼られると苦しい
など複雑な気持ちが表れることがあります。
あなたに優しさや愛情がないわけではない
けれど、その愛情を当然のものとして扱われると、心は傷つくのです。
上記の夢で
「自分のものが勝手に使われ、しかも立派な形になっていた」というシーンには
そこに少し複雑な心情が表れています。
「私のものを勝手に使った」
という怒りと同時に、
「それによって、結果的には良いものになっている」
という感覚も含まれているのかもしれません。
現実でも、急に頼まれたことに腹を立てながら、
引き受けてみると、案外うまくできた。
自分が関わったことで、相手にとって良い時間になった。
結果として、そこそこ楽しかった。
ということがあります。
この夢は、
利用されたくない気持ち
と、
自分には相手に合わせて良い形にしていく力がある
という感覚の両方を映しているのでしょう。
自分のものを勝手に使われたときの怒りを、
「心が狭い」のではないか、と思い悩む必要はありません。
夢の中の怒りは、
ここから先は勝手に入ってこないでほしい
という心の境界線を教えていることがあります。
誰かを助けることと、利用されることは違います。
頼られることと、当然のように使われることも違います。
自分から与える愛情は、あたたかいものです。
けれど、
了承もなく使われた愛情は、どこか奪われたように感じることがあります。
この夢は、
「もっと感謝してほしい」
「先に一言、聞いてほしかった」
「私にも私の予定や気持ちがある」
という思いを、夢の形で表していたのかもしれません。
この夢は、
自分の中にある優しさや面倒を見る力を、どう守りながら使っていくか
を考えるための夢です。
あなたの優しさや面倒を見る力は、誰かに勝手に使われるためのものではありません。
自分の意思で差し出すからこそ、その愛情はあたたかいものになります。
自分のものを勝手に使われる夢は、
あなたの心が、
「私は便利な道具ではなく、気持ちを持った一人の人間です」
と静かに訴えている夢なのかもしれません。
特に、勝手に使われたものが車だった場合は、自分の行動力や人生の主導権を誰かに使われる感覚が表れていることがあります。詳しくは、自分の車を勝手に使われる夢も参考になります。


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