もう、ダメかも/追い詰められ、脅かされ、限界を感じている/自分を守ろうとする力が残っている
自分の意思や立場、生き方が、強い力によって脅かされている
ことを表します。
「殺される夢」が、すでに避けがたい変化や断絶を象徴しやすいのに対し、
「殺されそうになる夢」は、
まだ完全には壊されていないけれど、そうなりかねない危機感
を表しているのです。
現実の中であなたが、
- 強い圧力を感じている
- 逃げ場のなさを感じている
- 自分らしさを保てなくなりそう
- 誰かや何かに飲み込まれそう
と感じている時に見やすい夢だといえるでしょう。
まだ終わっていないからこそ、怖い
「殺される」のではなく、
「殺されそうになる」ところで止まっているのは、
あなたの中に、まだ抵抗する力が残っている
からです。
心のどこかで、
「このままではだめだ」
「奪われたくない」
「まだ終わりたくない」
という思いが働いているのでしょう。
そのためこの夢は、
単なる不吉な悪夢というよりも、
自分を守ろうとする心の緊張や防衛反応
としてあらわれていることがあります。
夢の中で逃げていたなら、
現実でも、何かから距離を取りたい、
巻き込まれたくない、支配されたくない、
という思いが強まっているのかもしれません。
変わりたくない気持ちと、変わらざるを得ない現実
この夢は、対人関係や環境から受ける圧力だけでなく、
本当は変わりたくないのに、変わらざるを得ない
と感じている時にも見られます。
ある女性は、離婚を切り出され、別れたくないと苦しんでいた時期に、この夢を見ました。
刑務所から脱獄した男性が建物にやってきて、
彼女は、エレベーターで逃げようとします。
けれど、階を特定されて鉢合わせすることが怖くなり、思いとどまります。エレベーターはどんどん自分の階に近づいてきます。
彼女は子どもをコインロッカーに隠して守り、
自分は見つかって激しく暴力を受けながらも、
「子どもを外に出さないといけない」と必死に耐えていました。
この夢には、
人生の土台そのものが壊されそうになる恐怖と、
その中でも何より子どもを守ろうとする強い思いが表れています。
離婚をめぐる問題は、本人にとっては
単なる関係の変化ではなく、
安心していた生活の場に危険が侵入してくるような感覚だったのでしょう。
たとえば、
- 苦しい人間関係を終わらせたいが決断できない
- 今の環境が合わないのに離れられない
- 役割や責任が重くなり、自分が押しつぶされそう
- これまでの考え方では通用しないと感じている
こうした時、心は強い危機感を抱きます。
「殺されそうになる」夢は、
そうした危機を、非常に強い形で映し出しているのでしょう。
自分を殺そうとしている相手が知っている人であっても、
夢はその人本人をそのまま示すとは限りません。
その人を通して、
- 対人関係の緊張
- 罪悪感
- 怒り
- 劣等感
- 支配されることへの恐れ
などが表現されている場合もあります。
殺されそうになって逃げる夢
殺されそうになって逃げる夢は、
まだ自分を守ろうとしている心がはっきり表れている夢です。
あなたは、
不本意な流れに巻き込まれそうになっている
のかもしれません。
逃げることは、必ずしも弱さではなく、
これ以上、自分を傷つけさせないため
の大切な反応で、
夢はあなたの心が
壊されないよう必死に知らせている
のです。
今のあなたに必要なのは、
無理に耐え続けることではなく、
自分を守るための距離や、選び直し、立て直しなのかもしれません。


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