時には危険な無意識の力
普段大人しい人が、夢で殺人を犯したり、そのような過去があったと思い出す
シーンは、本当に恐ろしいものです。
自分が殺人犯になるなんて、ゆめゆめ思わないことで、よく
殺人を犯してしまった人が、
「どうしてここまでのことをしてしまったのか、わからない、何かに圧倒されてしまった」
等と供述をするように、
抑圧された力や本能が
普段の自分とは全く相いれない振舞をさせ、
何かにとりつかれたような凶暴な行動をとらせる
わけです。
その時には理解できず、
その瞬間においては制御できなかった。
不合理な思考や情緒に完全に支配されてしまう、
それはまた、個人が
体質的に十分強くないために起こしてしまう
所業であるともいえ、
現実の犯罪には、
心の抵抗力や衝動の抑制力の弱さが原因になることがあります。
しかし 夢の場合は“弱さ”ではなく、バランス調整のための自然な働きです。
たとえば、
昼間は良い人であろうとしすぎる
怒りを外に出せない
理不尽な状況に耐え続けている
などの状況が長く続くと、心はどこかで帳尻を合わせようとします。
その結果、夢の中で「攻撃性」や「破壊衝動」を安全に放出するのです。
夢とは、ある意味で “心の安全弁” と言えます。
◆ 「悪」が夢に現れるとき、人は初めて“善”に向かえる
心理学的には、
自分の中の“悪”を認めた時、人は初めて本当の意味で善くなれる
とされています。
夢に犯罪が出るのは、あなたの無意識が
そろそろ向き合わなければならない
抑圧してきた感情がありますよ
と知らせている合図でもあります。
夢に脅かされたように思うかもしれませんが、
この夢は、あなたを守ろうとして描かれたのでしょう。
◆ 無意識は、あなたの中にある“すべての可能性”の源
無意識は、理解できないほど広大です。
そこには、
破壊の衝動
優しさ
創造性
生命力
可能性
そのすべてが、種のように眠っています。
私たちは日々の生活で経験したことを無意識に溜め込み、
そのエッセンスが再編成されて夢となり、
心のエネルギーを循環させる役割を果たしています。
夢の中で犯罪を犯すのは、
“悪いことをしたいから”ではなく、
無意識があなたを整え、次のステージへ動かそうとしているからです。
◆ まとめ:夢の中の犯罪が示す3つの核心
① 抑圧された感情や影の側面が浮上したサイン
怒り・葛藤・限界状態など。② 心の安全弁として、攻撃性を夢で放出している
現実ではできない行為だからこそ、夢で象徴的に表れる。③ 「悪」が現れることは、あなたが“善”へ向かう準備ができた証拠
変化の前兆、心の再編成のプロセス。



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