少年・少女

人物・キャラクター夢の意味

母なるものや、父なるものと対決する力。
子供と言うよりは、

「少年」とか「少女」という言葉で表現したくなるのは、

「子供」とひとくくりするには忍びない、

繊細で、扱いに注意すべき存在

という印象を受けるからではないでしょうか。

 

自分の娘や息子という設定で登場することもあるでしょう。

いずれも「子供」と同じように

あなたの中にいる、

純粋さ。無心さ。自由さ。自然さ

などを表しているのですが、少年少女には、

思春期の只中にいる時の

不安とか、コントロールできない不可解さ

があります。

大人の予想に反して突飛な行動をしたり、苦労させられ、

「思い通りにいかない」自分。

そうした、自分の中から排除してきたものを

大切な分身として受け入れ、

抱きしめてあげるように、と告げられているのかもしれません。

 

あなたが、

未熟なもの、幼いものをいっぱい抱えて生きていること。

 

現実の家庭の中においても、私達は

子供の成長を楽しみつつも、子供に苦労させられ、

感情をゆすぶられ、心配させられ、翻弄される

ものです。

肯定的に考えれば、それが

親である自分を成長させ、新たな可能性の扉を開いてくれる

けれど、

否定的に考えれば、

長年にわたる自我た現実との、凄まじい相克を必要とします。

本来の自己を求めようとする力と、

危険を冒しがちな力を認識する

必要があること。

この両面の認識が、(自分の中の)少年少女の理解に必要であること。

 

夢の少年/少女に

手を貸したい、救いたい気持ちになるのは、

それまで、

忙しさの中でなおざりにしていた、(自我成立のために)犠牲になっていた

自分の中の子供(純真さ)に気づいた

可能性があります。

それは、

「大人になってなお生き続ける未熟な存在」ではあるけれど、

「自分の内側に残存する可能性」でもある

わけです。そこに

全力を傾ければ報われるかもしれない、

本当に望ましいものに近づけるかもしれない

という希望であったりもします。

 

懐かしさや愛しい気持ちが湧く少年少女は、

あなたの中にいる、

可愛くてたまらない存在

を表しています。

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