※この記事は続編です。まずはこちらからお読みいただくと、流れがつかみやすいかもしれません。
→ 明晰夢<1>「心の奥にある“目覚めたい”という欲求」
→ 明晰夢<2>「明晰夢を見るためにできること」
明晰夢というと、
「夢だと気づいていて、自由に内容を変えられる夢」
と語られることがあります。
たしかに、夢の中で
「これは夢だ」
とわかることがあります。
そして、その気づきをきっかけに、場面を変えたり、行動を選びなおしたりすることもある
でしょう。
ただ、実際にはそれほど単純ではないようにも思います。
夢だとわかっていても、
そのまま夢の流れを体験している
ことはないでしょうか。
物語の中にいながら、どこかで
「ああ、これは夢だな」
と思っている。
でも、すぐに壊したり変えたりせず、
夢が描く物語を
そのまま見届けるように進んでいくこともあります。
逆に、夢の中で危険を感じたり、違和感を覚えたりして、
「これは変えたい」
「なんとかしたい」
と働きかけることもあります。
つまり明晰夢には、
夢だと知りながら、その世界をそのまま味わうとき
と
夢だと知ったうえで、流れを変えようとするとき
の両方がある、
そう考えると、明晰夢はただの「操作できる夢」ではなく、
夢の中で意識が少し目覚めながら、その世界とどう関わるかを探っている状態
といえなくもありません。
完全に目覚めているわけではない。
けれど、完全に夢に飲み込まれているわけでもない。
そのあいだにある、少し不思議な距離感。
そこに、明晰夢の面白さがある
ように思います。
ときには、変えずに見つめることもまた、ひとつの目覚め方なのだと思います。
明晰夢については、こちらの記事でも書いています。
→ 明晰夢<1>それは、心の奥にある“目覚めたい”という欲求
→ 明晰夢<2>明晰夢を見るためにできること



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