夢だけを見続けることは、できない

光だけが差し込む抽象的な空間。現実から切り離された夢の中の時間を象徴する風景
夢の小さな哲学

私達は、夢だけを見続けることはできない、
暗がりから光の差す場所へ続く階段。夢の世界から現実へ戻る心のプロセスを象徴する風景夢は、
現実から切り離されて存在してはいません。

誰かと過ごした時間、
季節の区切り、
疲れや、安堵、
「今日は休もう」と決めた一日。

そうした現実の断片がなければ、
夢は語る言葉を持たない
のです。

夢の解釈では、よく

「現実逃避」という言葉が使われますが、

夢の本意は

現実から逃がすためではなく、
現実に戻すためにあるのかもしれない、

夢の中で、
感情を回収し、
役割を整理し、
一度、包んで手放す。

そして、
少しだけ軽くなった心を、
また日常へ返す。

夢がすぐに答えをくれないことは、
失敗でも、停滞でもない、

それは、
人生がまだ動いている証拠です。

夢は、
立ち止まった人には多くを語らず、
生きている人にだけ、続きを渡す。

夢は、
理解させるためではなく、
生きさせるためにあり、

答えを渡すものではない、

現実へ戻るための、
静かな道しるべなのかもしれない。

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