「良い夢は人に話さない」ほうがいいのか?

夢の小さな哲学

どちらの夢も「抱え続ける強さ」が必要
本の穴越しにこちらを見つめる人物。心の内側や夢の深層をのぞく象徴的な構図。子供の頃、

悪い夢はすぐに話し、良い夢は人に話さないほうがいい、

と言われたものです。

 

「話す」は「離す」に通じていて、

私達は

良しにつけ悪しにつけ、話すことで、手中にあったものを手放しているようなところがあります。

悪い夢は人に話してなるべく早く忘れ、良い夢だけを覚えておけ、

ということだったのでしょうか。

そう解釈すると、随分都合のいい話です。それとも、(昼間も夜も)

良い夢だけを見て、のんべんだらりと生きるのが理想的なのでしょうか。

 

良い夢であれ悪い夢であれ、夢は

機が熟す時までは

「自分の中で抱える」強さを

私達に求めてきます。

 

もたらされる歓びとともに

苦しみを引き受ける強さも必要で、

考えさせられたり、反省したり、現実との間で葛藤が起きたり、

時には

そんなはずない、と否定したくなることもあったとしても、

心のどこかで「そうかもしれない」と感じ、「では、どうすればよかったのだろう」

と答えを探し求め、わからないことを

頭のどこかで考え続けていくことに、意味がある

のかもしれません。

話す・話さないその行為よりも、

夢があなたに投げかける「問い」に向き合う姿勢

そして、

その夢を抱えて生きる“強さ”を持てるかどうか

が大切なのです。

あなたの中に残るような夢は、

現実のどこかに向き合うべきテーマがあり、

そこへ歩み出す準備が始まっている

ということなのでしょう。

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