私の考えを無断でのぞく/私の考えを他人が書き換える/自分だけのノート(=思考・感性)を守る権利がある。
夢の中で、自分のノートや日記、
スマホの内容を「勝手に見られる」「書き込まれる」といった場面に出会うことがあります。
もし、怒りを感じたとしても、それは
自分の心の領域を取り戻そうとする健全なサイン、
現実の「秘密を知られる怖さ」というより、
“心の領域に土足で入られる”ような不快感や緊張感を示していたのでしょう。
「見られる」―心のプライバシーを守りたい気持ち
誰かに理解されたい半面、
本当の自分をすべて見せるのは怖い
という相反する気持ちがあるときに見やすいです。
私は、ある芸能人が言ったことについて考えながら、ノートにメモを取る、
「この考え方について、あとで誰かに聞いてみよう」と思っていました。
ところが、ふと目を離したすきに
そのノートに、私の知らない“答えのようなもの”が書かれていました。
誰が書いた?と思っていると、娘が「さっきお父さん(=夫)が書いてたよ」と言うので、
ちょっとした怒りが込み上げてきました。
――勝手に見られたうえに、勝手に書かれた。
まるで、自分の心の中に土足で入られたような気分でした。
「書かれる」―自分の価値観を上書きされたくない
誰かが勝手に書き込まれ、怒りを覚えるのは
自分の考えを他人の意見や期待で塗り替えられることへの抵抗
を示します。
特に、それが配偶者や親しい人だった場合、
夫や家族に理解してもらいたい気持ちと、干渉されたくない気持ち
相反する感情が交錯しています。
こうした「見られる・書かれる」場面を通して、夢は
あなたにその境界線を意識させます。
いまのあなたには
自分の思考の独立性を取り戻したい、
自分のペース・表現・価値観を尊重してほしい
という強い願いがあるのかもしれません。
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