そうせずにはいられない気質への苛立ち
夢に登場する豚は、
あなたを動揺させる問題の本質
をわかりやすく見せてくれます。
嫌悪感を感じる豚は、たいてい
あなたの周りにいる
貪欲で 我がままな人物ですが、
自分自身がすっかり怠惰になって過ごしているとき、
このままではまずい、
(=愚鈍で役に立たない人になるから、放任していてはいけない)
という気持ちから見ることもあります。
「豚に食べられる」
夢を見た人がいます。
ストーリーは「拘束されて、順番に豚の餌にされていく」というもので、
「ホラーのような夢」だったそうです。
「私達は、自分を食べる豚を選ばなくてはならなかった。
そこで私は、できるだけ食べ方が優しそうな子豚を選んだ。
けれど、その子ブタは食べても食べてもお腹を空かせている。
私はもう、身体を半分以上食べられ、仕舞には顔だけになった。それでもまだ
『どうか食べないでほしい』、と哀願し続け、子豚の情に訴え、なんとか顔だけ解放された。」
夢主がこの夢を見たのは、お正月休みに入った直後で、
「休日期間があまりに快適なので、仕事に行くのを億劫に感じるかもしれない」
と心配していました。
例えば、
我がままが許される環境下にいたり、長い休日をだらだら過ごしていれば、
同じような夢を見るかもしれません。
豚は、たいていにおいて
「無能な者」とか「欲深い」イメージがついてまわります。
「食べられる」夢でも記述しましたが、
「その衝動に飲み込まれそうになりそうで怖い」という気持ちが
この夢を見せていたのでしょう。
顔だけ残されたのは、自分の主体性だけは失いたくない、
という気持ちの強さからだったのかもしれません。
現実に
期待に応えなくてはならない、
板挟みになっているなどの問題を抱えているようなとき、
家族の絆や人間関係について連想させる
豚の夢を見るかもしれません。
あなたが、
状況を変えようと頑張りすぎているのだとしたら、
多少の難はあれど、
誰もが完璧ではないと認めること、そのうえで最善と思うことを決めましょう。
私達は、
何かを変えたいと思えば、いつでも自分の力で変えることができます。
心地よさを感じている状況まで「無理やり」変えてしまおうとせず、
これなら適切と信じられるような妥協案を選んではどうでしょう。
食べられる 参照
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