協力で広がる可能性。/社会性なくしては生きていけない
🐧 ペンギンの夢を見た人の一例から
ある人が、こんな夢を見たそうです。
「家に帰る途中で、野良犬がいた。
私は深く考えずに、犬たちにエサをあげてしまった。
なぜかその中にペンギンの親子もいて、
餌を与えたせいで、ずっと私のあとをついてきて、こわい思いをした」
この夢を見た方にとって、
それは**「面倒で、ストレスを感じる出来事」**だったようです。
けれど、餌を与えたのは自分自身。
もしかすると、今の状況を引き起こした原因が自分にある、
あるいは、ある難しい人間関係や課題が解消されない責任は自分にある――
そんなふうに、どこかで感じているのかもしれません。
🎯 「影響を与える」ということ
世の中では、
自分の影響力に無自覚な人ほど、周囲を振り回してしまうものです(^^;)
夢の中で、動物があなたになつく場合、
その動物の持つ“力”をコントロールできるだけの裁量や責任感が、あなたにある
という意味でもあります。
動物も人間も、自分の能力を活かせる環境にいると、自然となつきます。
つまり「なつく」とは――
“この人のもとなら、力を発揮できる”という安心感のあらわれ
でもあるのです。
🐧 ペンギンという象徴
夢に登場したペンギンには、いくつかの意味が込められているかもしれません。
1. 水陸両用の動物
ペンギンは水中でも陸上でも生きることができる、珍しい生き物です。
もし夢の中で、ペンギンが自由に泳いでいたのなら、
あなたがインスピレーションを実用的なかたちで表現できていることを示しているかもしれません。
それは、霊性と現実を結びつけ、自由に自己表現できている状態とも言えるでしょう。
2. 協力と育成の象徴
ペンギンは、仲間と協力し、夫婦で子育てをする動物です。
でもこの夢に出てきたペンギンは、誰かに飼われているわけでも、群れにいるわけでもない。
それは、あなたが今、
「誰かと協力したいのにできない」、
あるいは、
**「もっと自立しなければいけない」**と感じていることを示しているのかもしれません。
ペンギンに付きまとわれて「こわい」と感じたのは、
あなたの中の力が、うまく活かせていないことへの不安かもしれません。
3. 忍耐と生存力の象徴
ペンギンは、氷の世界で仲間と助け合いながら、長く厳しい季節を耐え抜きます。
この夢は、あなたが忍耐強く、困難な状況に立ち向かっている最中であること、
そして、その力をどう生かすかを問われているのかもしれません。
4. 白と黒のコントラスト=陰陽のバランス
ペンギンの模様は、
「白と黒」のコントラストをはっきりと持っています。
これは、あなたの中にある「対立するもの」――
感情と理性、自己と他者、依存と自立などのバランスを見直すよう、夢が促しているとも読めます。
💭 夢が語りかけていること
もしかしたら、あなたは今、
「今の問題は、協力してくれない相手のせいだ」
「自分とは違う世界にいる人と、どう関わっていいかわからない」――
そんなふうに感じているのかもしれません。
でも、きちんと向き合い、問題の本質を見つけることができれば、
その先にあるのは、和解や新しい関係の構築です。
夢の中でついてきた、あの愛嬌のあるペンギンたちの歩き方を思い出してみてください。
もしかすると、それはあなた自身の姿だったのかもしれません。
いま、あなたの中の「ペンギン的な力」――
協調性、柔らかさ、忍耐、そしてユーモア――を活かしていくときです。



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