外の世界ともっと接触する必要がある
夢の中で、泡やガラスの中に閉じ込められたことはありませんか。
以下の夢は、「呼ぶ」の頁でも記述しています。
「母親と旅行に行っている最中に天気が急変しました。
急いで避難しようとしましたが、目の前に分厚い透明のガラスが立ちはだかり、
私は、その場から動けなくなって母親を呼びました。
「私は渾身の大声で『お母さん!待って!!先に進めない!!』と呼びかけましたが、
母には聞こえませんでした。
やがて振り返った母が私が立ち往生しているのに気づきますが、
近づいてくることもなく、その場から不思議そうな顔をしてただ眺めているだけ、
私は自分の叫び声も聞こえないほどの雨音の中、それでも母を呼び続けていました。
夢を見た人は、
日ごろから母親とはあまり口をきかず、意思疎通がうまくいっていない
ために、このような夢を見たのだと言いました。
けれど、この夢のように
閉じ込められる夢は、たいてい、夢を見た人が、
何とか外に表したい、
わかってほしい、
と考えていることを表すこともあります。
もしも、本当に
外側へ通ずる道をふさがれてしまったら、私達は、おそらく
なんとかして 外に出ようと試みるでしょう。
心情としては、
僅かな隙間さえ見つかれば、自由になれる、
ではないでしょうか。
同じように、あなたの中で
不自由さを感じている心が、自由になれる隙を必死で探しているのです。
無意識の壁や囲いは、
最初は自己防衛のために有用な働きをしていたのかもしれない、
でも、
あまりに防御が強く、堅固であると、出入する隙まで塞いでしまい、生活全体を苦しめていく
ようになります。
上記の夢のように、外から突き破ることができない場合、
外の世界へ出るには、内部から打ち破るしかないのです。
囲まれた場所から外へ移ることができた夢であるとしたら、
それは夢を見た人の置かれた状況が好転したことを意味するでしょう。
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