どうすれば、満足のいく結果を出せるだろう
「夢は、単なる映像ではなく、体験である」
とは、日本の心理学者・河合隼雄氏の言葉です。
私達は、私生活で何か失敗すると、次からはその失敗を避け、
対処の仕方を変えようとします。
ではもし――
現実の前に、夢の中でその体験をしていたとしたら。
しかも、そのやり方が間違っていることに、
夢の中で“体感的に”気づいていたとしたら、
どうでしょう。
繰り返し試験の夢を見る人もいます。それも、
以前と全く同じシーンではなく、前より、いくばくか緊張感が少なくなっていたりして、
・連続した夢の中で、徐々に力をつけていく
わけです。また、
経験に誇張した形で夢を見せることにより、
その行動を起こした結果、起こりうることについて警告し、
・危なっかしい行為をやめさせたり、絶望的な状況に陥る可能性を回避させる、
などのこともあります。
また、
ある状況を何度か再現し、経験を繰り返すことで、
・問題の解決に向かう
ー未解決の問題を絶えず意識に突き付け、それに注意し、解決に向けて動き出せるようにする
ということがあります。
たとえば、高齢期に
「車がなくなる夢」を見る人は少なくありません。
それは、単なる不安ではなく、
今のままでいいのか?
これからどう生きていくのか?
と、夢が何度も問いかけている状態です。
そして――
必要な力を身につけ、適切に対処できたとき、
その問題は「未解決のまま」夢に残り続けることはありません。
一方で、
幼年期の恐ろしい体験や、
十分に処理されなかった感情は、
ときに生涯を通じて、
形を変えながら夢に現れ続けることがあります。
夢があなたを責めているからではなく、
まだ「体験として消化されていない部分」が、
静かに癒しと理解を求めている
――そのサインなのです。
夢は未来を予言するものではありません。
けれど、
**未来を生き抜くための「予行演習」**を、
あなたの内側で、何度も何度も行っています。
夢を見ることは、
すでに一歩、経験しているということなのです。



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