現実もまた、夢のようなもの

白い花に囲まれて幸せそうな女性
コラム夢占い500字メモ

怖い夢から醒めたとき

「あぁ、夢だった、よかった」

などといいます。

現実に起きたことではないから、よかった、

というわけです。

 

夢は、「非現実」であり、「偽」であって、

現実世界で目覚めている私こそが本物なのだ、

私達はたいてい、そんな風に思っています。

 

果たしてそうでしょうか。

 

死とは、別の世界への新しい覚醒である

(あの世の世界に開かれ、覚醒する)

という考え方があります。

何しろ、

私達は、自らの意志で(「寝る」ことはできても)

「眠りに入る」ことはできないし、

自らの意志で

この世、この場所、この土地、環境を選んで

生まれてくることも、死を迎える事もできない、

自分達が現実だと思っている世界もまた、

いつの間にか強制的に参加させられ、運命に翻弄させられ、終わりをむかえているところ

であるという意味では、「夢と同じ」なのです。

 

ひょっとしたら、

私達が本当に目覚めるのは、永遠の眠りについたときなのかもしれません。

 

あまりに辛い時には、この一生もまた、夢のように過ぎ去るのだとして、

悔いのない選択をすることが大切です、

好き勝手に生きろ、といっているわけではありません。

おそらく、

あなたが、この人生を終え、本当のあなたになった時、一番満足感を覚えるのは、

途中でどんなことが起きても

ひたすらに自分らしく生き抜いたこととか、

途中でリタイアすることなく、最後まで一つの運命を味わいつくしたこと

です。おそらく、それは

他の人の評価や承認とかの喜びを超えるものになるでしょう。

また、

自分の善性を表現し抜いたり、愛によって人と関わる夢を見て、

これが、本当のあなたの世界なのですよ、

と言われたら、自分を誇らしく思え、歓喜に震えるでしょう。

私達は、夢の世界を現実として生きますが、ひょっとしたら、

現実(だと思っている世界)という夢を生きているのかもしれない、とも考えるのです。

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