真実を扱うため、本当の心が暴き出されたり、同じイメージが繰り返されることもある
ああ、これは昼間こんなことがあったからだな、
と理解できる夢がありますよね。
夢は、本質的には「再現するもの」です。
でも、
正確な再現を目指してはいない、
問題を解明しようとするものであり、
その夢を通して
変らざるを得ない、と感じさせたり、
すべきであった、と思わせたり、
良心を目覚めさせるよう仕向けようとするからです。
また、私達の無意識は
最も強い情動であるとか、最も重要な出来事であるとかよりも
本質を示す例 ー自分の中の
根深き、主観的で道徳的な問題に関連する一例を
選びたがるのです。
ときに
現実とは正反対の夢を見ることもあります。それは、
自分自身が拒もうとし続けている事態や、
「ぬけぬけと言い訳をする」意識のずっと下にある
心を浮きあがらせようとするからです。
「なんでこんな夢を見たのかな」、と思うほど
つまらなくて、でもなぜか心に残る、ということもあります。
例えば、最近学校の夢をよく見る、という場合には、
当時身につけていて、いまもそうであり、何かの加減で最近また出てきた
というようなこと
ー 何かの癖を笑われたときのような、不快な経験に結びついている
ということも、案外あります。
ふっと思いだす群衆の中の顏が、
過去に言い知れぬ思いをした人を思い出させる
というようなこともあるかもしれません。
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